東芝は16日、理論上“盗聴が不可能”な量子暗号通信システムの実証試験を開始したと発表した。実データを用いた量子暗号通信システムの実証実験は国内初となる。
量子暗号通信は、光子の量子力学的な性質を利用し、盗聴されることなく暗号鍵を共有できる通信手段。一般的な光通信では、大量の光子を使い1bitのデータを送信するが、量子暗号通信では光子1個に1bitのデータを載せて送信する。このため盗聴されると光子の状態が変化し、確実に盗聴を検知できる。
この盗聴されていないと保証された暗号鍵を、次々に更新しながらデータの暗号化を行なうことで、通信データの盗聴を理論上不可能にする。
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東芝、理論上“盗聴が不可能”な量子暗号通信システムの実証実験を開始 - PC Watch
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