いつもなら観光客が多い週末ですが、まだ雪があり、緊急事態宣言が延長となり、首都圏からの観光客も増えていない時期なので、本日は久しぶりに田沢湖方面に出向いてみました。まだ埼玉から戻ったばかりですので、地元の人が多くいく場所を避け、湖畔のクニマス未来館に。従来の田沢湖畔にあった田沢湖郷土資料館の建て替えと、平成22年(2010)に山梨県の富士五湖の西湖でクニマスが発見されたことで、クニマスをさらにクローズアップするために平成29年(2017)に新設された資料館。話には聞いていて、てっきり前の郷土資料館の近くにあると思っていましたが、湖畔南の「たつこ茶屋」のそばに新しくできていました。
通常入館料300円のところ、新型コロナ下の観光促進で3/31まで入館無料。西湖から来たクニマスが水槽に泳いでおり、展示はクニマスと田沢湖に関する展示のみでした。今回の目的は縄文などの古代の発掘品をみることでしたので、見当違いも甚だしい状態で、クニマスに興味がある人なら、実物も見られるので価値はあるようですが、それ以外では通常時の入館料は割高感があるかも。
ここで一番興味がわいたのが、入り口近くに申し訳程度に展示してあった湖畔で採取された石。近くの田子ノ木(旭)鉱山、荒川大沢鉱山など近くに鉱山が過去にあり、その鉱石の残骸らしきものや、田沢湖周辺は、縄文時代に秋田県でも数少ない黒曜石の産地だったこともあり、今でも湖畔で黒曜石が採取されるとのことで、そうしたものがごくわずかでしたが並べてありました。
見学者はほかになく、貸し切り状態でした。
時々