図書館で借りてきたDVD『三国志』を、連夜観ています。未だ、諸葛亮孔明は登場しませんが、丞相・曹操が諸大名を犬馬のごとくあしざまにするなかで、やはり気を吐くのが、劉備玄徳の義弟・関羽雲長です。曹操軍に捕えられ、“条件付き”で投降するも、劉備の無事を知り、二人の夫人を守りながら主のもとにひた走る関羽。関所を通すまいと立ちはだかる曹操配下の武将は、あわよくば彼の命すら奪おうと、奸計を講じてきます。そして大河を渡ろうとする一行に、秦の群が容赦なく矢を。完全にスイッチの入った関羽は、大将・秦を馬から蹴落とすと、片手でその身体を宙に放り投げ、青月刀で切り刻んで…。勧善懲悪の、スキっとする瞬間です。関羽役のニヒルな役者さん、ハマっています。あっ、中国の歴史上の人物のなかでも、関羽雲長はとても人気があるんですヨ。