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障害者自立支援事業所「ゆっ蔵」を訪ねて

2007-05-30 15:09:47 | Weblog
久々のブログです。書き込むようなことが特段なかった、ということで…。先日、社会福祉法人ブローニュの森(佐野市)が運営する、障害者自立支援事業所ゆっ蔵に行ってきました。栃木市柳橋町=下都賀病院の裏手に位置し、蔵を模したご当地ならではの景観。室内は天井まで吹き抜けで、明るく落ち着ける空間です。同所では主に精神障害者を対象に、生活訓練や就労支援訓練B型、相談業務が行われています。この日は管理責任者の増山明美氏ほか親御さんや関係者10名以上の方から、熱気溢れるレクチャーを受けました。精神障害、特に統合失調症は発症年齢が15歳から45歳で、「原因がよくわからない内因性の精神病」という位置づけからか、行政等の対応も的確とは言えません。「見た目には判りづらい」「第三者と接したくない」という特性も、精神障害への福祉サービスの停滞を助長しているように思えます。増山氏曰く。「これまでボランテァとして多くの年月を重ねて来ました。そういう部分が無いと、制度としてつながらないんです」。さらに「ここのところは困るんだと、もっと要求すること。当事者の声に耳を傾けてもらうことが大切」と続けます。親御さんたちはおもに、栃木保健所管轄のエリア在住の「グループうみがめ」のメンバーで、「自治体単位での活動が皆無で、常に孤立感を覚える」「福祉に熱心な人が町長選挙で負けてしまい、以来状況は好転していない」などの意見により、周辺市町村によって誤差が生じていることを実感しました。ゆっ蔵には現在16名が通い、コーヒー豆の焙煎を中心に就労継続作業を行っています。建物自体は、会議やグループの会合、演奏会や趣味の発表、いつで一人でも立ち寄れる場として、広く開放されています。