壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

まちかど図書館と『海辺の光景』

2013-02-27 16:18:00 | Weblog

以前こども議会を開催した際、ある女子児童から「南犬飼地区に図書館をつくって欲しい」と提案がありました。私の住む同地区は、獨協医大やショッピングモールなどがあり生活上の不便はありませんが、いわゆる壬生市街から遠く、公的施設が乏しい環境です。女子児童曰く「たくさん本が読みたいのに、町立図書館は遠く、自分の足では行けない」。対する町長の答弁は、「アナタのお小遣いにも限りがあるように、町の予算にも限りがあります」。――傍聴しながら、「えっ、マジ!?大人気(おとなげ)なーい!!」――唖然としてしまいました。実はこの女子児童、私の地元自治会の子で、愕然と肩を落とす姿に、リベンジを誓った次第です。その後、矢祭町の「もったいない図書館」の引用や既存公共施設の有効利用などを提起し、執拗なアピールを。その甲斐あってか、12月議会では「子どもを対象にした、まちかど文庫を南犬飼地区に検討中」との言質を教育長から引き出し、何と13年度予算概要には「まちかど文庫整備事業」として429万円が計上されています!「地区公民館の分館に整備を」との主張も叶い、ほっとしたのもつかの間、「確か、ミクちゃん(当人)は4月から中学2年生だったよな」、そう頭をよぎりました。児童図書に別れを告げ、中学3年生の時に初めて読んだ小説が、先日亡くなった安岡章太郎氏の『海辺の光景』でした。旺盛な読書欲を誇るミクちゃんなら、もうすでに一般的な書籍に親しんでいるに違いはなありません。time wait for no oneです。――教育委員会は、私の所属する教育民生常任委員会の所管ですから、そのあたりはしっかり検証せねば。頑張ります!!

 

 


復興は、まだまだ道半ば…

2013-02-22 22:00:59 | Weblog

震災ボランティア「頑張り隊」の次回の活動は、石巻市尾崎での牡蠣養殖のお手伝いです。2月26日を予定しています。が、私は、3月予算議会の議会運営委員会&議員全員協議会のため参加できません。罪滅ぼしに、被災地の復興の様子――我々民間ボランティアがどう関わりを持つべきか、言及します。東京電力労働組合の皆さんが足しげく訪れている福島県南相馬市。行政区3地区の内2地区の復興は進み、住民生活は落ち着きを取り戻しはじめているそうです。しかし、福島第一原子力発電所から20~30キロ圏内の小高地区については、ボランティアはおろか地元住民すら未だ立ち入り禁止、つまり東電関係者の方々のみ復興活動を展開している状態で、南相馬市社協の担当者の方からは「お気持ちだけ戴きます」とのこと。落胆を隠せないまま、私が参加する以前、「頑張り隊」が数回訪れた南三陸町七里が浜に行ってみました。海岸線を走ると、3・11から時間が止まってしまったように、震災の爪痕がまじまじと残る風景が飛び込んできます。高橋隊長とともにボランティア・センターの趣き、スタッフの方に話を聞きました。凄惨な光景が広がる一方、「一般ボランティアの定期的な活動の受け皿となる、メニューは今のところは…」と、色よいとまではいかない返事が。そののち、被災した商店がプレハブの店舗で営業を再開した、南三陸さんさん商店街へ。ある飲食店で遅い昼食をとりながら店主に状況を尋ねると、「復興なんてまだまだ…。この先どうなるんだろう、そんなことばかり考えてしまいます」。――被災地を訪れ分かったのは、我々はあくまでも当事者には成り得ないということ。門外漢が幾ら復興に寄与したいと望んでも、被災地に寄り添うというのは案外ホネで、事実、私たちが考えるほど復興はちっとも進んではおらず、ここはもう一度、しっかりと言質の状況を再度調査し、いつでもリフレッシュできるよう準備を進めなければ、と。


続・民主党栃木県第4区総支部からの上申書について

2013-02-20 18:08:30 | Weblog

全編に続き…。芳賀支部からの役員改選届=衆院選で民主党候補を支援しないどころか、他党候補を応援した数人だけが新役員となった、本来歯牙にもかけたくないペーパーを巡る上申書を、2月18日の県蓮常任幹事会に提出し、趣旨説明を行ったところ、ある常任幹事から「それは4区で決めることで、この席で揉むことでない」とか、「4区の状況が判らない」など退嬰的な意見が。ダーティー・ハリーよろしく「やれやれ」と辟易しながら、「これは4区だけにとどまるものでなく、県連、はては民主党の再生に関わることなので。離党した変節の輩に振り回された事案が、各地で横行していることをご存じですか!?」とことわったうえで、県連としての方向性を示すべきと主張し、「芳賀支部は認めない」との4区幹事の上申は、日の目を見ることに。そして、前段で言及できなかった3、について――、個人の処分に関するもので、そこは「本人ヒヤリングのうえ、倫理委員会にかける」という示唆を戴きました。いずれにせよ、「馬鹿にするのもいい加減に」との我々の怒髪天な思いが、反故にされなかったことで安堵を。――今回は、敢えて一連の顛末を綴らせて戴きました。それでもなお、芳賀支部は民主党を騙り、様々な齟齬を引き起こすことと思います。しかしこれに抗わなければ、たとえばこれからネット選挙が解禁された場合、コチラが誹謗中傷の矢面に置かれることも想定されます。まずは、民主党を支援して下さる皆さんに、きちんと説明責任を果たす、これは重要なことです。民主党に集う同志の皆さん、問題意識を共有し、党再建を皆で進めていきたいものです。以上、報告とさせて戴きます。


民主党栃木県第4区総支部からの上申書について

2013-02-19 18:52:52 | Weblog

FBで触れたように、昨日の県連常任幹事会において、4区幹事長として上申した内容について言及します。――2月1日付けで、県連に「民主党芳賀支部役員改選届」が提出されました。旧役員8名のうち、新役員4名を支部長以下とするもので、「尚、民主党栃木第4区の役員と幹事は辞任させていただきます」と、ごていねいに添えられていました。ひも解けば、役員からもれた4名こそが先の衆院選で民主党候補を熱心に支援、新役員の4名は他党=未来の党の候補者をやっていたそうな。当然ながら「改選届」を受理するわけにはまいりますまいということで、2月の15日、4区幹事の4人に参集戴きました。事務局から説明を受け、事のいきさつがつまびらかになると、皆さん「馬鹿にするのもいい加減に!」といった面持ちで、「民主党芳賀支部役員役員改選届に係る件について」として以下を上申することに。――1、第4区総支部は、本事案について栃木県総支部連合会からの報告があるまで全く関知関与していない。芳賀支部は、第4区総支部の傘下組織であることから第4区総支部の方針に基づいて活動すべきである。2、芳賀支部の新役員となった各氏は、昨年の衆議院議員選挙において、民主党公認候補の選挙活動を行わず、他党の候補者を応援した。4、以上のようなことから第4区総支部は、芳賀支部の役員改選及び新役員を承認しない。また、芳賀支部は解散し、従前通り第4区総支部として活動すべきである。――事情により、3、についてはのちほど。後半に続きます!


ネット選挙解禁後に備えましょう…。

2013-02-17 21:38:09 | Weblog

Fbでも言及ししたように、政務活動費と銘打ち、多くの自治体でマニュアル作りが急がれています。で、先日のアノ話に。「特定政党の機関紙等も調査研究に資する費用であると認めるか否か」の議論が、やたらと争点に。でもそれよりなにより、驚きは「議員自身が所属する政党以外の機関紙等について、充当を認める」ことが当たり前になってることを、皆さんご存知ですか!?。相模原市のように「政党等を経済的に支援する目的での大量購入は充当不可」とする一方で、「所属政党以外はOK」とするなら、これは問題です。所属政党以外の機関紙を、なんのため購読するんですか!?共鳴・共感することのない政策を共有することは、常識的に不可能です!それを、たとえば一般質問等で取り上げることは、無いに等しい。つまり、自身所属の政党何某より、「他政党の機関紙の購読は可」は、常識的に考えられません。まして、これからネット選挙が解禁されるというなら、それは他政党の批判の刃としかなりえない、そう認識致します。かといって、私的には『プレス民主』を政務活動費に計上したりはしません。引き出しは、たくさんもっていたいので!!


『カッコーの巣の上で』

2013-02-17 21:15:18 | Weblog

ジャック・ニコルソン主演、マイケル・ダグラス製作の、1975年アカデミー賞主要5部門を独占した不朽の名作!――「1963年9月のある日、オレゴン州立精神病院に一人の男が連れられてきた。ランドル・マクマフーフィ=ジャック・ノコルソン。彼は刑務所の強制労働を逃れるために狂人を装っていた。しかし精神病院はもっと悲惨な状況にあった。絶対権限を持って君臨するラチェッド婦長=ルイィーズ・フレッチャーによって運営され、患者たちは無気力な人間たちにされていた。さなざまな手段で病院側に反抗しようとするマクマフィーによって、患者たちも少しずつ心を取り戻し始めた。そんな彼の行動に脅威を感じ始めた病院は、電気ショック療法を開始するが、マクマフィーも脱走を計画し始める…」。高校生の頃宇都宮の名画座チックな映画館で、『エデンの東』とのカップリングで観ました。多分アメリカン・ニューシネマの後期作品に当たるかと思いますが、“不条理との闘い”の最終章的匂いを感じたし、今も…。J・ニコルソンについては、正直苦手です。『イージーライダー』では破天荒な弁護士だったかな…。『バットマン』はミスター・ジョーカー…、名バイ・プレーヤーは解るけども…。――救いは、当時あんなに“性悪”と思っていた婦長役のフレッチャーが、意外に可愛らしかったこと。ニコルソンが馬乗りになって彼女の首を絞めるシーンでは、正直「もう、止めて!」と横山弁護士の心もちになってしまいました…。


ボクは、死にましぇーん!!

2013-02-12 21:05:46 | Weblog

NHKの世論調査では、民主党支持率が7パーセント。これは、調査が始まって以来最低の数値だそうです。何も言いますまい、ではおちあいらしくないので――。寒さにめげることなく、今日もあいさつ回りを精力的に。私自身は、これこそが民主党再生の必須事項だと思っています。ところが、です。いつも親身に話を聞いてくれるご主人が開口一番、「おちあいさん、選挙の間入院してたんだって!?」と。噂の出どころは定かではなく、抗うように「民主党の工藤仁美さんを、車長として最前線でやってました」と、少しイラッとしながら答えました。ただ、そのあとのご主人のひと言が聞き捨てなりません。「山岡さんをやらずに落下傘を応援していたとしたら、おちあいさんも票を落とすわな」――。「何で」という怒りが一瞬兆したあと、「票を失うために、こうして毎日歩いているわけじゃないですから」と。民主党4区は、しばらく総支部長不在となります。でもそんなの関係ねぇ、です!7%の支持率を地方では70%に変えていけばいい話じゃないですか!?リベンジの炎がメラメラと、です。


民自党と政友党

2013-02-12 19:04:00 | Weblog

堂場瞬一氏の『解』を読了。「俺たちは同志だ。俺たちは、日本を変えていく――平成元年、夢を誓った二人は社会に飛び出す。大蔵官僚、IT会社社長を経て政治家に転身した大江。新聞記者から紆余曲折を経て、人気作家になった鷹西。だが、二人の間には、ある忌まわしい殺人事件が横たわっていた―。1994年、封印された殺人の記憶。2011年、宿命の対決が幕を開ける。バブル崩壊、阪神・淡路大震災、IT革命、そして3.11。平成を徹底照射する、問題作」だそうです。物語の中で、大江は急死した父親=民自党代議士の後をすぐには継がず、IT会社で資金をつくったのち、政権交代を射程距離に収めた政友党から出馬。同党は、のちに総理となる高倉、そして党幹事長から高倉の後継として総理に座る藤崎の二人が、政治改革を唱え民自党を飛び出しつくったもので、そしてのちに“政治とカネ”で失脚する藤崎のモデルは、もちろん小沢一郎氏ということに。あまりにもストレートな設定に笑ってしまいました。民自党は自民党、政友党は民主党に値するわけですが、藤崎のあと総理にならんとする大江のモデルが見当たりません。まぁ、野田さんや安倍さんではないことは確か、ですが…。


ぜひ、映画化を!!

2013-02-10 21:37:36 | Weblog

Fbにも書きましたが、近藤史恵さんの著作を、ほぼチェーン・リーディングしています。文章の卓越した感じは当代一かも。――「施設で育った鈴原博人は、住み込みで3年間働けば大学進学の学費と生活費を出してくれるという条件で光林家に雇われる。同じ条件で親が殺人犯の樋山薫も屋敷にやってくる。屋敷には30代のの光林の妻=琴子と娘の小夜が暮らしていた。屋敷内には様々な人間関係が感じられたが、初めてのプライベート空間がある個室を与えられ、自由な環境に博人は慣れていく。そんな時、執事=中瀬」が殺され、小夜の飼い犬・桃子が行方不明となる。博人と薫の小夜への切ない愛情や、二人を育てた環境が切ない」。確かに切ない、限りです。最後は、屋敷全体が炎に包まれ、琴子、そして薫は命を絶たれ、小夜もからがらに――。ラスト=「ねぇ、薫…愛してる」という小夜の吐息めいたひと言に興味をもったアナタ、ぜひご一読を!!


毀誉褒貶の埒外ですが…

2013-02-10 20:43:18 | Weblog

「おちあいさん、山岡さん参院比例で出るって!?」――。あいさつ回りをしていて、よくこんな問い合わせに遭遇します。すでに党を離れ総選挙で戦っている相手のことなので、「そういえば、そうですね」レベルの言及にとどまっています。「来年夏の参院選では谷(ひろゆき)さんを応援します」との言質を残し、一部の自治体議員が山岡氏を応援するため民主党を去りました。で、参院選に向け栃選挙区の谷参議院議員を応援してくれるのか、そう注視しているのですが、一向にその気配はありません。そのくせ、連合議員懇メンバーとして中核的立場を保っています。で、核心に触れます。――参議院選挙に比例で出馬するということは、連合推薦の9候補者と競合することに。つまりは、民主党と生活の党比例候補者の山岡氏陣営とは、共闘など不可能と言わざるを得ません。「生活―」系のアナタたちは去るべきです!「“脱原発”で山岡氏に共鳴する」といった、“未来なき未来”的グダグダ感にオサラバししなければ!!もうすぐ議員活動11年、少しだけ世の中が見え始めています。