壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

好きな歴史上の人物…

2008-04-17 16:07:36 | Weblog
このところ、かなりしっかり読書しています。といっても、いつものとおり気に入った作家の著作ばかりの“偏読”ですけど…。今ところは、五十嵐貴文と伊坂幸太郎がマイブーム。伊坂幸太郎は、作品の多くが映画化されています。つい最近まで上映されていた『死神の精度』をはじめ処女作『陽気なギャングが地球を回す』などで、私は『鴨とアヒルのコインロッカー』をDVDで鑑賞後、作品を読みました。『鴨と―』は瑛太が主演で、2つの時間差エピソードが織り成す多少難解なドラマです。原作を読んだ瑛太が「この役は他人(ヒト)に演らせたくないと思った」と言うように、ブータン人ドルジ=のちの河崎を見事に演じ、原作とのシンクロ感も絶妙でした。一方の五十嵐作品には、TVドラマ化された『パパとムスメの7日間』や『1995年のスモークオンザウォーター』があり、私としては『相棒』がかなりオススメです。内容は、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜暗殺未遂事件を巡って、海援隊隊長・坂本龍馬と新撰組副長・土方歳三が幕閣から命を受け、その犯人を追うというものです。作中で2二人はことごとく反発し合いますが、犯人像に近づくにつれ独特なコンビ愛が生まれ、先に暗殺されてしまう龍馬を「紛れも無い俺の相棒」と土方が回想するシーンは、雰囲気や心情が実感でき、かなり沁みます。そういえば、鹿沼市長選に立候補予定の佐藤信氏のリーフレットに「好きな歴史上の人物」として坂本龍馬の名が挙がっていました。「好きな歴史上の人物」――自分は誰かあまり考えたことがなかったけれど、今だったら間違いなく土方歳三と答えるでしょう。その理由は「自らの拠り所とする新撰組を絶対的に信じ、完璧な武闘派組織にするため己の全てを懸け、全身全霊を以って尽くす純粋さ」に憧れるからです。近藤勇局長よりも「新撰組」らしいと称された“鬼の副長”。ドラマでは長身の山本耕史君が演じていましたが、実際の土方は身長166センチと意外と小柄だったんですよ。