壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

反対討論に登壇

2008-03-28 17:22:25 | Weblog
平成20年度壬生町一般会計予算決議に、反対の立場で初めて登壇しました。以下はその内容(一部略)です。
同予算は、道路特定財源及び暫定税率の維持・廃止を巡り、国政の場が紛糾するなか編成され、今定例議会に上程されました。道路特定財源・暫定税率について、私の一般質問に対する町長の答弁は「歳入に大きく穴が開き、まちづくり交付金事業などに影響が出る。だから、絶対堅持は当たり前」との内容でした。穴が開くから大変だと思うのは、税金を徴収する側の理論であって、そこには税金を納める側の視点がまるで欠落しています。暫定といいながら34年も勝手に上乗せを続けていて、よく言われるように「自動車ユーザーは、道路に特定された目的以外の財源化を許さない」「受益者負担は当たり前」――これが大衆の意見だとは、とうてい考えられません。「特定」や「暫定」に行政が慣れっこになっているうちに時代は変遷し、不況と物価高で国民生活の疲弊度は、今ピークに達しています。この3月の世論調査によると、景気の現状について「悪くなっている」「どちらかといえば悪くなっている」が78%に達し、ちょうど一年前の46%から32ポイントも上昇しています。生活が苦しくなった理由については、「ガソリン・灯油価格の上昇が」91%、国民は納税者の立場からガソリン25円、軽油17円下がった方がいい、そう思っている人が大半を占めています。なのに数多の首長は、金太郎飴のごとく一様に道路に固執しています。「住民の生命と財産を守る」という自治体の役割に照らしてみても矛盾があり、暫定税率の維持・廃止については住民意思の確認作業も無いままに、あたかも政府の走狗のように「ありき」の大旗を振り回しいるように思えてなりません。
特定財源見直しの検討理由として、そこに巣食う“ムダ使い”これも見逃せません。月額家賃296円など公務員宿舎8千戸、公用車9百台、カラオケセットにマッサージチェア、駐車場や駐輪場までも「道路」とし、「道路開発資金」の名目で財源から低金利での資金貸付けを展開する道路開発振興センターなど、枚挙にいとまがありませんが、そんなことをやっているのも、道路特定財源が余って使い道に困っている、言わば「都合のいい財布」だからだと思います。暫定税率廃止によって、家計の可処分所得(かしょぶんしょとく)が約4600億円増加し、これがそのまま消費に回れば、家計消費を0.2%程度押し上げる効果があるといいます。「政治とは生活そのものである」――私が籍を置く民主党の理念に従えば、不景気・物価高で国民生活・町民の生活が大変な閉塞状態にある中、道路特定財源の一般財源化、とりわけ暫定税率の廃止によって、国民・住民に安堵をもたらすことが政治の目指すべきところ25円が国や自治体によってこれからも勝手に道路やタクシー代に使われていくのか、はたまた、自分自身の生活のために使うのか――住民の意見は聞くまでもありません。国政の動きいかんでは、4月からガソリンが安くなるという事態も予想されています。暫定分を当て込んだ「ありき」の予算では、それ以降立ちゆかなる恐れもあります。最後に、道路特定財源の一般財源化、暫定税率の廃止にもしっかりと対応されますようお願いを申し上げ、私の反対討論と致します。

孝明さんと水入らず

2008-03-13 11:29:14 | Weblog
3月11日、宇都宮市議会の一般質問を初めて傍聴しました。大先輩である藤井弘一市議から案内を戴き、地域医療と救急医療の質問をされるということで、同じテーマで3日後に質問を控えている私としてはぜひ参考にしたいところ。目を見張る立派な議場で当日1番に登壇した氏は、さすがベテラン、威風堂々としながら時に柔らかく、とても参考になった95分でした。所用で簗瀬事務所に立ち寄ると、「一緒に昼メシでもどうですか」と齋藤孝明県議から電話が。市役所最上階の食堂で合い、そのまま宇都宮城址公園をぶらり散歩することに。2千万円かかったトイレ(写真下)に驚いたりしてるうちに、なぜか私立美術館の「古代エジプトの美展」を観にいってみようということになりました。「私、神社仏閣史跡のたぐいが大好きなんです」と言い出すや否や、道中見かけた風景の歴史をこと細かに説明する孝明さん。古風な一面に「これはアリだな」と私もついニンマリ。「エジプトの美展」は、展示物の大半が紀元前のものだということにまず感慨を覚えるとともに、巧みな技術に裏付けされた伝統の技(陳腐な言い回し)が生き、保存状態も極めて良好。でもホントにびっくりしたのは、本物のミイラを目の当たりにしたことと、古代エジプトでは神の使いとしてスカラベ――ふんころがしが崇められていたそうで、そのオブジェが「これでもか」というほど展示されていたことです。「ハムナプトラに出てきたじゃないですか。ふんころがしの大群が身体が入り込むやつ」。孝明さんの助言に「そうだった、あの映画だったらビデオで観たっけ」と思い出す私。勢いは止まらず、次に向かったのは大谷資料館でした。その昔、タウン誌編集者時代に立松和平氏脚本の芝居を観に来て以来久しぶりでしたが、地下30メートルの大空間は壮観でした。孝明さんとの男二人のキモイ行脚の最終は、まさに“民主党の大応援団”先日亡くなった飯島通弘さんの墓参りです。場所がなかなか見つからずに四苦八苦したあと、辿り着いたそこはペット霊園が併設された市の墓地でした。天涯孤独だった氏のお墓は、決して手入れが行き届いているとは言えず、目にはとても寂しく映りました。15日に氏を「偲ぶ会」が行われます。そこでは酒を酌み交わすだけでしょうから、その前に墓前で焼香できて良かったと思いました。――“年下のお兄さん”孝明さんとの水入らずの時間は、アッという間でした。ふだん、特に忙しい孝明さんのことを考えれば、こういった機会はなかなか無いかもしれません。青年委員会に気の置けない、しかも刺激と指導を与えてくれる同志がいることは、大変有難いな(優等生的発言!!)としみじみ思いました。