「被災地復興の歩み記録『希望、伝えたい』2月に写真展」――。新聞スクラップ作業をしていたら、12月15日の下野新聞にこんな記事がありました。「壬生町で育ったシギー吉田さんは、ラグビー部員として3年春の関東高校強化合宿中に頸椎損傷の大けがを負い、医師から『生涯車いす生活』と宣告された。震災後は『写真で被災地の役に立ちたい』と思いつつ、膀胱がんの闘病明けということもあり『つえをついた自分は邪魔になるだけで』はと自問自答を繰り返した」(一部略)。シギー吉田=本名・茂樹氏は、実は小学校5・6年のクラス・メート。やはり同じクラスのパソコン講師の彼女曰く、「おちあい君と吉田君って、いつもふざけていて、よく先生に怒られていたよね」。そう、その通りで、私の太ももには“しげプー”が投げ刺さった彫刻刀の痕が、いまも残っています。けがのお見舞いに獨協医大病院に伺ったところ、その重篤な状態に言葉を失ったことを覚えています。あれから30年ほど。被災地の復興を願う一人として、吉田氏の活動・作品に大いに感銘を受けるとともに、“悪ふざけ2人組”が時を超えて“絆”でつながっている不思議を感じています。氏の写真展は、佐野市まちなか活性化ビルで、2月18~24日の予定。皆さん、ぜひ足を運んでみて下さい。