『三国志』のライバルは数あれど、やはり蜀の軍師・諸葛亮孔明と呉の代大都督・周瑜公瑾は代表的な存在です。映画『レッド・クリフ』で、金城武が演じたのが諸葛亮、トニー・レオンが周瑜といえば判りやすいかと。図書館のDVDでは、二人の息を飲む知恵比べ『草船借箭』の詳細に描かれています。呉と同盟を結ぶため江南に留まり周瑜を説き伏せようとする孔明を、よりによって殺してしまおうと目論む周瑜は、「十万本の矢を3日で用意出来たら」と難題を吹きかけます。孔明はやはり呉の都督・魯粛に用意を頼んだ、藁人形数体を載せた小舟30隻を対岸の魏近くに接岸させ、深い霧に紛れながら魏の怒涛の攻撃により一夜にして十万本の矢を。すべての軍配は孔明に上がるわけですが、その智勇を妬む周瑜がDVDではえらく小物に描かれています。映画のトニー・レオンはあんなにカッコ良かったのにぃ~。