壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

「福祉現場から格差是正を考える会」に参加して

2007-02-28 14:15:57 | Weblog
去る2月26日、民主党障がい者政策議員連盟が主催する視察報告会が、同会長の谷博之参議院議員や同事務局長の小宮山泰子衆議院議員をはじめ、栃木県内の自治体議員や市民の方たちが参加し、行われました。日程の最初は、障がい者福祉推進ネットちえのわの皆さんとの懇談でした。肢体不自由児者父母の会や人工呼吸器をつけた子の親の会、ことばの相談室、ドーナツの樹、ほっとすぺいすコアランドなど、各々団体や施設で活動していて、ご自身の日常のご苦労を詳細に説明して戴きました。熱の入った議論のなかで、「障がいをもっていることに対して、もっと周りの理解を深めて欲しい」、「仕事=与えられたものがあることが、何よりの励み」といった、障がいをもった方の人権擁護の確立や雇用の確保などの整備が早急の課題であることを改めて感じました。次に向かった先は、芳賀町にあるけやき作業所です。パンの製造販売や部品の加工などを通して生きがいづくりを支援する同所では、仲間の皆さんとの昼食のあと、視察・意見交換を行いました。けやき作業所自治会長の直井信也さんは「今回の自立支援法で、我々の状況は30年前に後退してしまった」と訴え、また、年金6万6千円と3万円の賃金で一人暮らしをしている男性は「家賃や食費、他の雑費を引くと、手元には千円ほどしか残らない」と厳しい環境を吐露していました。最後に宇都宮市内で行われた報告会では、「三障がいのうち、外見からは判りづらい精神障がい者うが生きがいをもって働けるような支援体制を整えるべき」など様々な意見が飛び交いました。今後の課題として、私もそれらを真摯に受け止め、日々の活動にまい進して参ります。