壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

“地元の”代議士は来ないんけ!

2009-10-29 11:10:51 | Weblog
10月23日、壬生ハイウェーパーク「みらい館」の落成記念式典が行われました。同施設について私は、口やかましく苦言を呈してきましたが、恐れていたとおり、JAのわずかな直売スペースでお茶を濁した、「カラバコ」同然のオープンになってしまいました。来賓として県知事の代理、国交省のお偉方の代理…そして“地元”の衆議院議員&県議会議員=ファーザー&サン――がひな壇に座り、あいさつしていました。新鮮味のない光景に、ため息しきり。式典前にある町議が、年配の男性に「政権与党の“地元の”代議士は来ないんけ?」と聞かれて、「来ませんよ。案内すら出してないんだもん」と答えたら、「そういうの!?」とビックリしていたそうで、やはりこれは「どげんきゃせんといかん」(←死語)。26日、鳩山総理が臨時国会で所信表明演説に臨みました。「社会的に弱い人に光を」――胸に沁みました。報道番組では「理念的な意見ばかりでなく」云々とありますが、具体的施策に言及すれば、“大風呂敷”と言われるのが関の山で、そこは謙虚に。問題は、自民党支配から抜け出せない、我が壬生町です。25日の「健康ふくしまつり」にも、国対委員長の姿は無く、件の親子のみが来てました。写真は、手話サークルグループ「たんぽぽ」によるコンサート風景です。お世話を戴いている君島夫妻の、たゆまないご尽力に感謝を申し上げます。ギターを弾いているのは、壬生町在住のシンガー&ソングライター=佐藤ひろこさんです。初見ながら、力強い唄声は圧巻です。清水町長ご陶酔の、クラシック・コンサートに税金を何千万円もつぎ込むなら、彼女のような、地元のアーティストのバック・アップをまずやらないとね。へなちょこロッカーですが、私おちあいも、愛器“ギブソンSG”を携えて頑張って参ります。音楽に国境やら人種やら、まして優劣なんかあってたまるもんじゃない。

久々の街頭です

2009-10-16 16:46:20 | Weblog


手前の街宣カーで、久々に演説をこなしました。以下はその内容です。 ――今議会は、平成20年度壬生町歳入歳出決算認定が行われました。結論から申し上げますと、私落合誠記は平成20年度の決算について反対をし、討論に臨みました。平成20年3月の予算審議において、反対討論に立った当時を思い起こし、さらにこの間国全体を覆った政治の停滞を鑑みても、決算に反対することは止むを得ないとの判断に至りました。当時、ガソリン税等の暫定税率が期限切れとなり、世界的な原油高の影響で高騰を続けていたガソリン価格が、いったん約25円安くなりました。国民はこれを大いに歓迎しましたが、先の自公政権は、衆議院の3分の2の“数の暴挙”により暫定税率を復活させました。この間、族議員、そして数多の首長は、金太郎飴のごとく一様に道路に固執し、「道路ありき」の大合唱を繰り返していました。栃木県勢は特に鼻息が荒く、清水町長においては、全国道路整備促進期成同盟副会長の立場を繰り返し、「まちづくり交付金」などへの影響を強調し、やはり道路予算の確保に、ただならぬ執念を見せていました。道路に沸いた平成20年度、その一方で、国民生活は劣化の一途をたどっていきました。アメリカ発の世界的な経済危機による景気の悪化、派遣切りや非正規社員の突然の解雇など底を打つ雇用の問題、住む家を失い、年をも越せない人たちが巷に溢れる一方で、政府は何ら救いの手を差し伸べるでもなく、結果その無能を露呈した、まさに“消し去りたい20年度”と言っても過言ではないかも知れません。平成20年度決算の問題点については1点、道路特別財源を4割使った地域交流拠点整備事業に、20年度は4億2,875万円余が拠出されたものの、10月23日=まもなくオープンであるにも関わらず、物販及び軽食を担当する業者との、正式な契約を結んだか否か明らかでないこと。4億円先の予算を、ハコモノをしつらえることにあてがい、本来この年度でこそ詰めなければならない詳細について、成果がなかったのであれば、軽々に認定すべきでないとの結論に達することは当然です。平成20年度は「終わりの終わり」を迎えた自民党が、あらゆる“ねがらみ・しがらみ”を駆使して、道路予算に象徴される“毒饅頭”を地方に無理やり食べさせた、そう顧みることが出来ます。「コンクリートではなく、人間を大事にする政治にしたい」と鳩山総理は、そう唱えています。政権が変わった今、当然のことながら、地方もそういう方向で舵を切らざるを得ません。 “ハコモノからチェンジ”ともに支え合うパートナーシップのまちづくりへの、変革を推し進めるためにも、一部だけに利する「旧来型の支配」を、愛する壬生町から一掃するためにも、町政に携わる者すべてが、覚醒をしなければなりません。「中央と、自民党支配から抜け出せない地方のねじれ現象」の解消に向けた流れのなかで、壬生町においては、町議会議員=民主党・落合誠記が急先鋒として、「町民の生活が第一」の、温かい、地域づくりにまい進を続けてまいります。引き続きのご理解とご厚情を民主党に賜りますようお願いしまして、私落合誠記の、街頭よりのお訴えを閉じさせて戴きます。ご静聴、誠にありがとうございます。  


政治は永田町ばかりで…

2009-10-08 09:24:37 | Weblog
崔洋一監督の『カムイ外伝』を観ました。“松山ケンイチのカムイはちょっと”と思っていましたが、ノッている俳優さんだけに、とても良かったです。殺陣やアクションシーンも見事。以前から“北の匂いがしていた”小雪扮する抜け忍・スガル=お鹿の、影のある演技も見ものです。民主党の党内人事が決まりました。小沢幹事長の卓越した指導力が期待出来る、参院選を十分視野に入れた素晴らしい布陣となりました。これに対し、ワイドショーなどで「民主党が自民党化しないか」と、ある女優がしたり顔でコメントしていました。まずもって要らぬお世話で、政権交代後の大きな課題である「中央と地方政治のねじれ」を解消するためには、今まで自民党寄りだった団体――JAや医師会その他、点在する経済団体等を取り込む必要があります。「政治は永田町ばかりで起こってるんじゃない!地方自治体政治こそが、今変わらなきゃならないんだ!東ちづるさん」←言っちゃった!!

マニフェストで対決、のはずが…

2009-10-02 12:05:00 | Weblog
9月議会が終わりました。民主党政権樹立後はじめての、私の町議会一般質問は、「新政権への対応」と「町長の政治姿勢」の2点について。前半部分では、地域主権、子育て・教育の拡充を謳ったマニフェストへの見解を求めましたが、清水町長は「ある学者が「何々新聞によると」等、民主党の政策に批判的な意見ばかりを挙げ、「まずはお手並み拝見」とチクリ。後半は、「選挙期間中『壬生町町長・清水英世』として、『○○候補をよろしく』と選挙ハガキが多くの町民に届いた。地位利用にあたり、看過出来ない」と、厳しく追求しました。これには私ほか2名同僚議員も質問し、翌日の下野新聞にも記事が掲載されました。町長は「政治家というよりも個人として云々」「これからも氏の防波堤になる」と、開き直る始末。個人としての支援だったら、“壬生町町長”は余計だっーの!!原口総務相への引き継ぎも満足に出来ない人物を比例で復活させたこと、何よりも壬生で負けたこと、改めての後悔が波のように押し寄せました。質問の最後に「壬生町の各イベントに、政権与党の国会対策委員長も呼ぶべき」とたしなめましたが、確たる答えはありませんでした。が、途中町長が「これほど言われるとは」と洩らし、ある程度ヤリ込めたとの実感を得られたのは収穫です。「おごる平家は久しからず」――時代錯誤の覇道王権に早く幕を引いてもらうために、これからも急先鋒で頑張ります。