壬生の政局やいかに…

真の民主主義町政を求めて…

「我ら、同年同月同日の生まれ求めず」

2012-07-19 22:16:16 | Weblog

「同年同月同日に死を願う」--。『三国志』はのちの屬をおこす、劉備、関羽、張飛の“桃園の誓い”の有名なセリフです。判りやすくいえば、「我ら、生まれは違っても、死す時は一緒」、こんな感じ(←でもないような)でしょうか…。とにかく、同作品一の名場面です。DVDネタばかりで恐縮ですが、これまで“教養を養う”時間をつくらなかった反省から、温故知新的なものから手を付けています。『レッド・クリフ』は諸葛亮孔明をおもに描いた、一大スペクタクルでしたが、やはり三義兄弟の絆こそが『三国志』の背骨であると、再認識を致しました。そこで、「はて、自分には絆を共有できる同志が、何人いるか」と、自問自答してみると…。因みに史実では、関羽が呉に、張飛が部下によって、劉備が最後病死と、「同年同月同日」とまではいきませんでした。ところで、“桃園”に行きたいのですが、良いスポットがあったら教えて下さい。


『華麗なるギャツビー』

2012-07-19 09:40:57 | Weblog

原題『THE GREAT GATSBY』(1974年作品)は、F・スコット・フィッツジェラルドが1920年代のジャズ・エイジを舞台に描いた原作を、F・コッポラの脚本により映画化した作品。「ギャッビー(ロバート・レッドフォード)には、青春時代から愛した女性デイジー(ミア・ファロー)がいたが、彼がフランス戦場に従軍し戻って来た時には、彼女は大富豪のトムと結婚していまっていた。ギャツビーは彼の全てを賭け、再びデイジーの心をとり戻す決意を固める。ロングアイランドに大邸宅を構え、毎晩のように豪華なパーティーを開く。その噂は社交界のデイジーにも届かないはずはなかった…」--。“オープニングからエンディングまで、きらびやかで贅沢な美しさに満たされた作品”との注釈通り、「これでもか」というほど美男子のレッドフォードが、ダンディな衣装を身に包む様は、まさにゴージャス(松野←誰も覚えてはいない)。当時、東洋の色男ナンバーワンが加藤剛だとしたら、西洋はもちろんレッドフォードでしょう。しかし、物語はまったくもって不条理で、デイジーを愛するがあまり彼女のひき逃げの罪をかぶった彼は、最期、復讐の銃弾を浴びてジ・エンド。これも、ニューシネマならではの不条理感なのでしょうか。不条理といえば、デイジー役のファローが、とりわけ美人でもなく、ギャツビーが自分のせいで殺されたにもかかわらずケロリとしているのが、何ととも後味が…。これも“ニューシネマ”だからでしょうか。