OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

自然の中で育てたいと言っても・・・

2011-06-24 13:55:40 | Weblog
昨日の『民生・児童委員日記』では、簡単にご報告しましたが、一昨日は、地元の小学校の学校連絡会に出席してきました。

その小学校は、わたしの母校であり、藍那や裕太の母校でもあるわけですが・・・訪ねたのは裕太の卒業式以来だと思います・・・おお~、ずいぶん前のことだ(^^;。

で・・・肝心の連絡会ですが・・・学校からの報告やら、意見交換などをした中で、子どもたちの川遊びのことが、少し話題になりました。

どうやら、学校としては、基本的には川遊びは禁止の方針のようでした。けれど、先生たちも、これだけ自然の多い地域で、自然の中で遊ぶことを禁止するのは如何なものかという思いがおありのようで・・・言葉を選びながらお話されていました。

わたしより年輩の男性委員さんなどは、野山で駆け回って遊んだ世代でいらっしゃるので、「川遊びくらい、どんどんやらせてやればいい。むしろ奨励する」というご意見のようでしたが、他の委員さんが「そうは言っても、何かあったときに責められるのは学校やから、学校としては、どんどんやれとは言えんやろ」と、苦しい立場の学校側の気持ちを代弁してらっしゃいました。

川遊び大好きだった・・・というか、今も大好きらしい自然児(もう児ではないけど)をもつ母の気持ちとしては・・・正直、子どもに川で遊ぶと言われると、怖いんですよね。怖くてたまらない。川や池に出かけた時は、無事に帰ってくるまで気が気じゃなくて・・・できれば「危ないから行くな」と言いたい気持ちは、ものすごくよく分かるのです。

けれど、同時に、出来るだけ山や川や池で遊んで欲しい・・・とも思うのですよ。しかも、子どもだけで遊そぶ体験もして欲しいと、そう思うのですよ。

最近も話しましたが・・・わたしは、この土地に半世紀も棲んでいながら、この土地で生きている魚や鳥のことを、何も知らずに大人になりました。けれど、裕太は、祖父や父に教えられ、魚のことも虫のことも、とってもよく知っています。そして、それをまた友だちに教えたり、友だちに教えられたりしていました。そんな彼の少年時代を、わたしは、とても素晴らしいものだと思っています。

だから、今、小学校に通っている子どもたちにも、裕太たちと同じように、この地域の自然を思う存分楽しんで欲しいと思うのですが・・・裕太が、何も無く無事に育ったのは奇跡のようだとも思う気持ちもあり・・・安易に、薦めてよいものか悩むところでもあるわけです。

でも、やっぱり・・・衛生的でなくても、多少の危険があっても・・・自然の中で、自由に遊ぶことから得るものって、大きいし多いと思うんですよね。それもまた、必要な教育だと思うんですよね。

けど、そのためには、自然の中での遊び方を心得ている先輩の存在が不可欠なのかもしれません。それは、祖父母や親であってもいいし、先生や地元のおじちゃんおばちゃんでもいいし、上級生でもいいのですが・・・そういう人たちから学ばないと、やっぱり自然は危険が多すぎる環境なのかもしれませんね・・・。

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/


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