OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

アンダーグラウンドで働く女(爆)

2007-02-22 22:17:19 | Weblog
大丈夫かなぁ~と、心配しつつ見始めた『ハケンの品格』、洋ちゃん、なかなか頑張ってて、う・れ・し(^^)。

わたしの場合、正社員どころか、派遣社員にもなったことがないので、組織の中で非構成員として働く大変さは分からないけど、複数の会社に登録して内職を回してもらってる経験から、個人事業者の悲哀みたいな部分で、共通項がなくもないなぁと思うわけです、ハケンの立場とか、ハケンの心情とかに。

でも、勿論、それでも自分にとって都合が好い事の方が多いからこそ、仕方なくじゃなく望んで、この形態で働いているんですけどね。ノルマとか納期があるから、思いのほか自由ではないけれど、それでも、概ね、好きな場所で好きな時間に仕事が出来るのは、わたしにとって必須条件だし。それは、場所や時間を限定して派遣される契約社員の人たちとは違う、内職のメリットかな。

でも、それにしても・・・『お金を貰う』ってことは、色んな意味で「自分を出しちゃいけない」ってことだなと・・・十分承知しているつもりでも、時々、溜息が出ちゃいますね。というのも、わたしの内職が、自分が好きな「書く」ということに関わることだから、持っちゃいけない欲が顔を出しちゃうんだろうな。

もちろん、派遣の立場で書いている人も、正社員の立場で書いている人も、名声を得ている個人事業者として書く人たちも、お金をもらって書く限りは、わたしと同じ課題を背負っているとは思うけど・・・わたしたちのような超下請け組に求められるのは、見事なまでに没個性な仕事なんですよ。

それは、書くものの中に、個性を色濃く出すようなことをしちゃいけないってこともだけど・・・その仕事をしているということを口外できないようなことも、しばしばなんですよね。もちろん、社内秘みたいな事柄を口外しちゃいけないってのは分かりますよ。そんなの、立場に関係なく、当然のことですから。でも、時には、これのどこが秘密なのって思うような内容なのに、発注先の社名も仕事内容も、一切口外しないようにって言われることもあるんですよ。

つまり・・・我々、超下請けで書いている連中と言うのは、正規の社会の中では「居ない体」になっているんですよね、きっと。居るに決まっているだろうに、居ない体・・・なんだか、大人な構造って感じでしょ(爆)。

でも、まっ、それを承知で、こちらも他にメリットが沢山あるからやらせて貰っているわけで・・・ことさら文句を言うつもりで、これを書いているわけじゃないんですけど・・・「あたしって、アンダーグランドで蠢いている女なのね」なんて、ちょっとアンニュイに言ってみたくなったんです(^^)。

ただね・・・だから、決心しているんです。本当に好きなこと、本当に大切にしたいことを書く場合は、それをお金にはするまいって。やっぱ、永遠のアマチュアを目指します、はい。

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