OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

売るものを売る・・・が、セオリーなんだろうけど

2007-12-21 20:14:53 | Weblog
久しぶりに、昨日は日記をお休みしちゃいました。時間がなかったわけじゃないんです。六時半には家に帰ってましたから。でも、なんだか疲れちゃって・・・なんとなくダラダラとしてしまいました。

なんで疲れたかというと、理由はハッキリと分かっています。人疲れしたんです(爆)。昨日は、大阪で二件取材があったんですが、一人ではなく編集(っていうのかな)の方と、ずっと一緒だったんです。午前中に一件、午後に一件、その間に食事をし、移動も一緒で・・・初対面の人と、六時間くらい一緒にいたかな。もちろん、取材対象の方たちも初対面の人たちだし・・・そういうことで、人酔いしたわけです。

でも、ハッキリと言っておかなきゃいけないのは、ご一緒させていただいた方は、すごく好い人で、一緒にいる間は、ずっと楽しかったんですよ。関東の方だったので、主に東西の食文化や習慣の違いなどを話題にしながら、移動の間も、少なくてもワタシは楽しかったです。ただ、やっぱり、食事が駄目なんじゃないかと、自己分析します。もう、改善されたと思っていたんですけどね・・・人と食事を共にするってことが、そうとう長い知り合いとでも苦手だったのが・・・まだ、ちょっと尾を引いてるのかなと思いました。

でも、このこと、絶対にその相手の方に知られたくないですよね。だって、ほんとうに好い人だったから・・・こんなことを耳に入れて、傷つけたくないですよね。なので、絶対に彼女が見ることはないだろうと思うからこそ、ここに書けるわけですけどね(^^;。

では、昨日、お休みした弁解は、これくらいにして・・・今日の本題にいきましょう。でも、タイトルが全てで、それ以上、話は広がらないんですけどね(^^;。

いやね・・・昔、学校の帰りには必ず毎日本屋さんに寄っていたころ・・・よく思っていたことがあるんですよ。本屋さんって、売れる本しか売らないんだなぁって。だって、どこにいっても同じ本が売ってあって・・・売られている欲しかった本を一通り買ってしまうと、あとの欲しい本は、もうどの本屋にも売ってないや・・・って。

でね、わたしが、もう大人になってからかなぁ~。家の近く(歩いていける範囲)に、はじめて本屋さんが出来たんですよ。で、その本屋さんが、まあまあワタシ好みの本のチョイスをししている本屋さんだったんですよ。だから、それはそれは嬉しかったですよ。それこそ、朝昼晩と通いたいくらいでした。でも、その本屋も、数年で扱う本がガラリと変わりましたね。漫画と雑誌と参考書とハウツー本がスペースの殆どを占めるようになりました。それでも文庫本はソコソコ場所を確保されていましたが、単行本は、話題の本か、あるいはベストセラー作家さんものしか並ばなくなりました。ああ~、ここも売れる本しか置かない本屋になったんだと、かなりガッカリした記憶があります。

でも、それは当然ですよね。商売ですからね。それは、消費者の立場からでも、容易に推測できますから、理解して受け入れなきゃならんことだと思いました・・・なんだか、淋しくは感じましたけどね。

しばらくして、本を作って売る人たち(つまり出版社の人たちってことですね(^^;)と知り合って・・・ああ~、この人たちも本屋さんと同じなんだなと思いました。売りたい本と売れる本が違うジレンマと闘いながら、本を売る商売をしているんだなぁと思いました。素人考えに思うことはあるけれど、それを押し付けて彼らを責めちゃいかんと、そう思いました・・・うん。

けどね・・・本だけじゃなく、何でもだと思うんですけど・・・売りたいものがあるなら、それを売る工夫とか努力は、すべきなんじゃないかとは、今も思わずにはいられないんですよね。売れるものを売るのはいいんですが、それだけじゃあ、金儲けの醍醐味はあっても、売る醍醐味はないでしょ。売れる流れが出来た商品だけ扱ってるんじゃ、売るという仕事の楽しさがないじゃないですか。

それにね・・・やっぱり、自分が惚れ込んだものを売るっていうのもまた、売るの醍醐味だと思うんですよ。それは、トレンドを作るっていう戦略的面白さの部分じゃなく・・・もっと、情緒的な分野の事柄としてね。ああ~・・・そうなると、それはもうビジネスじゃなくなるのか・・・じゃぁ、別に、それはいいや・・・戦略的面白さでいいや・・・それでもいいから、売れるものを売るんじゃなく、自分が売ってやる的攻撃性をもって商売する楽しさを貪欲に求めて欲しいなと・・・それこそが、商売の醍醐味じゃないのかなと、そんなことをチラホラと考えたのでありました。

ああ~・・・でも、やっぱり、惚れたものを・・・イヤイヤ、それでは、怪しい新興宗教のツボ売り的なことと違わなくなっちゃうのか・・・あるいはネズミ講的会員販売のシステムの心理作戦と・・・あいやぁ~、ビジネスは、もっと冷静な判断でなされなければならないのかな・・・でも、自分が良いと思えないものをテクニックで売るってのも、犯罪的だよね・・・あれあれぇ~、どこに着地していいか、分からなくなっちゃった(爆)。