同じでも違う

我が家の庭に咲く花がなくなってしまった。で、母に、農協の市場に野菜を出荷する時に、安売りしている花を見かけたら買ってきてくれと頼んだ。くれぐれも、安売りしていなければ買わなくてよいと念を押して(笑)。すると母が、かなり草臥れた花束を二つ買ってきた。見限り品で激安だったらしい(^^;。その花は、菊なんだけど、まるでマーガレットのような花だった。

ところで・・・わたしのこの感じ方は、菊さんに失礼だろうか。菊なのに、マーガレットのようだと思われることに、プライドが傷ついたろうか。それとも、ハイカラで可憐なマーガレットのようだと言われる事は、他の菊に比べて特別視されているようで誇らしいだろうか。あるいは、菊だ、マーガレットだって、それはアンタが勝手に分類して名前を付けているだけで、オイラには関係ないって思ってるだろうか。ん～・・・何も思っているわけないか(爆)。

もうずいぶん前、「○○に似ている」という表現法について、よく話していた時期があった。わたしは、自分が好きな人を、他の人に似ていると言われるのが大嫌いだったから、ムキになって激論していた(^^;。

もちろん、今は、そんなことに目くじらはたてないよ。例えるというのは、伝える技術として、すごく有効だと分かってるし・・・たとえ自分が好きじゃない人に似ているといわれても、そう言った人がその人のことを好きだったり高く評価している場合は、大いに褒めてくれているわけだから、その気持ちを有難く頂戴することにしているよ。けど、若い頃はねぇ・・・そういうことが、やけに許せなかったものだった(^^;。

つまり、プライドって、自分が他とは違うことを認識し、その違いに固執することなんじゃないかと思うわけです。ン？ということは、今のワタシには、プライドがないのかな・・・まっ、それでもいいけどね(^^;。

なんていうか・・・最近、思うんですよ「同じでも違う」ってね。同じなんだけど、同じなかにも違いがあるんですよね。だから、違いに拘りたいあまり、同じだってことを拒否しなくてもいいかなって。ん・・・なんか、よく分からないな(^^;。でも、まっ、漠然と、そんかことを思うわけでありますよ。