監督の差、この一言に尽きます。
先週末のアジア杯でのイラク戦での敗戦は、森保監督の稚拙さが出た試合です。同時のイラク代表の監督であるスペインの指揮官を褒めるべき試合でもありました。
勝ち続けているときには、チームを大きく変えない。これが大原則なのですが、連勝で気が大きくなっていたのか、森保監督はやらかしましたね。大体、南野はトップ下中央で輝く選手なのに、不慣れた左サイドに置くってどういうことだ?おかげで中央の久保はもちろん、右サイドの伊東まで乱れる始末。
それと批判の的となっているGK鈴木ですけど、これはDF全体の問題でしょう。GKは原則キャッチすべきですが、苦しくなるとパンチングでボールを外に出す。その出し方が中途半端なのは鈴木の悪い癖ですけど、そこまで追い詰めたのはボランチを含めた最終ラインまでの連帯責任。
特にサイドで抜かれっぱなしの菅原を何故に使い続けたのかが疑問。あれだけ抜かれ放題だと試合中に監督が戦術変更をとるべきでしょうが、森保監督には無理だったのか。いや、それよりも日本チームを詳細に研究して対応策を指導したイラクの監督を褒めるべきでしょう。
元々、森保監督はJリーグの監督時代も、またカタール大会の時のアジア予選でも相手の変化に対応するのが苦手でした。これは選手としての国際経験の拙さ、監督としてのキャリアの浅さが原因であり、戦術の引出が圧倒的に少ない。
ただし勤勉な努力家なので事前に十分な準備をして挑めば、強豪国相手でも戦える、そんな監督でした。はっきり言えば、今の若手選手の国際経験の豊富さに比して、監督コーチ陣の国際経験の少なさが日本の弱点であることが改めて露呈した訳です。
負けて悔しいのは誰しも同じでしょうけれど、オール日本人で挑む以上、耐えねばならぬ試練だと思いますよ。
今回のイラク戦については、是非ヌマンタさんの論評を聞きたく思っていたところでしたが、監督の力量ですか、、、、
成る程~と感じました。
歯痒い処ではありますが、この試練の先が楽しみですね。。。