ヌマンタの書斎

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北朝鮮戦の中止

2024-03-26 17:32:18 | スポーツ

本来、今日26日はサッカー・ワールドカップ大会アジア二次予選の大一番、アウェイでの北朝鮮戦であった。

しかし北朝鮮側から中止通知があり、代替地の提案もなく、このまま没収試合となり規定により3-0での日本の不戦勝となり残り二試合を残しての予選突破で次の最終予選入りとなる。

ちなみに北の言い分では、日本国内に致死率30%の疫病が流行中なので、防疫上の観点からの試合中止らしい。だったら代替地が選ばれるはず。少なくとも女子サッカーはサウジで試合を行っていた。では、何故に男子は代替地開催がないのか。

日本嫌いで知られるAFC(アジアサッカー連盟)はノーコメントだし、FIFAに至っては規定通りの没収試合で済ませる意向のようだ。40年以上、サッカーを観てきた私も初めての事態だ。私なりにいじわるな推測をしてみようと思う。

1 損得感情 勘定の誤用ではない。世界基準でみても強豪といってよい北朝鮮の女子サッカーは、代替地サウジで試合をしても勝って国威(金王朝)高揚につながる可能性が高い。しかし国際試合の経験が少ない男子サッカーだと日本相手では引き分けも難しい。そんな試合に資金は出せない。

2 先日の日本国内での予選試合で敗北した男子サッカーチームは、現在お仕置き中であり、それを世界に悟られる愚は避けたい。

3 単純に首都平壌自体が不穏な雰囲気があり、外国人を招き入れることはしたくない。ほとんど報道されないが、いくつか噂レベルで妙な情報がある。ロシアからの観光客を少数迎えているが、極端に行動を制約させて却って不興を買う始末である。間違いなくコロナ禍以前よりも外国人に対する規制は強まっている。


正直、あの独裁政権の真意は闇の中だが、国外からの情報に国民が触れることを極端に恐れているのは確かなようだ。毎月のように打ち上げるロケットやらミサイルやらの報道ばかりが目立つが、肝心の国内情勢は真っ暗闇であり、絶対にその情報が国外に出ないよう厳重に管理していることは確かだ。

興味深いのは、ロシアとの親密な関係をアピールしている一方、もう一つの血盟の同志であるはずの北京が妙に冷淡であることだ。このあたり、実にきな臭いと私は勘繰っています。まぁ平穏が一番なのでしょうけど、そうでないから困ります。

私の知る限り、半島では国民の内乱で倒れた王朝はないと思いますが、クーデター的な王朝交替はあったので油断できない。こんな時、南の政権がしっかりしていれば良いのですが、こちらは前大統領のような北よりの政権か、若干右側に位置しているだけの左派政権(今の大統領)のせいで国内経済がボロボロ。北を支える財力がない。

多分、統一のコストを日本に押し付け、その一部をポッケに入れることしか頭にないアンポンタンばかり。既に北込みで賠償金を払っている日本としては、無視したいけど金は出したくない国際社会からの圧力に負けて、いくらか出さねばならない状況に陥りそうなのが怖い。

ウクライナやガザの問題だけでも大変なのに、ここにきて半島の厄介ごとが生じそうな状況が嫌ですね。

 


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