ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

都知事の言い訳

2016-06-16 12:20:00 | 社会・政治・一般

勉強が出来るからって、頭がイイわけではないことが良く分かる。

私は今でも、都知事のファースト・クラス利用の出張や、スウィートルームでの宿泊は、それほど悪いことだとは思っていない。それが、一応都議会の審議可決を得ている以上、間違っている訳ではないからだ。

それがおかしいと云うならば、過去の都知事たち。あの石原や、青島、鈴木といった都知事たちと比較したうえで、評するべきだと考えている。石原は分からないけど、鈴木・元都知事なんかは予算で決まっていても、節約精神から使わなかった可能性は高いと思う。

だが、それ以外の公用車の使い方や、美術品やら書籍の購入は、私でも首を傾げざるを得ない。どうみても私用であり、私物、趣味嗜好の支出であることが明白過ぎる。

それを違法ではないが、不適切だと強弁する言い訳が、見苦しすぎる。違法なら、それは司法機関が動けばイイだけの話。不適切だからこそ問題であることが分からないらしい。

あげくに言い訳がヒドイ。リオ五輪に都知事は関係ないし、こんなおバカな都知事の下でのオリンピックなんて、真っ平ごめんである。9月の定例議会まで待って欲しいなど、人をバカにするにもほどがある。

今の自分の立場が、有権者からの投票により得られたものであることへの認識が浅すぎる。この方、学校の成績だけなら歴代の都知事のなかでもトップクラスであることは間違いない。

しかし、頭の悪さというか、政治センスの無さは青島より悪く、品性の低さは石原より低劣だ。もっとも、そのことは国会議員であったころから分かっていた。この方、いくら正論を述べようと、周囲に仲間が集まらない。この人望のなさは、民主主義における政治家としては致命的な欠点だと私は考えていた。

だからこそ、地方自治体の長としてなら、石原同様大丈夫ではないかと思っていた。ただ、私はこの方、あまり好きではなかった。人を見下す態度を隠すのが下手なので、投票する気になれずに、白紙投票した覚えがある。

辞任は当然だろう。と思っていたら、さきほど(6月15日午後)辞任の報があった。

そうなると、都知事選である。誰が立候補するのか知らないが、自治省あたりから引っ張ってくるか、都庁の幹部を引っ張り出すか、都議会の大物議員がしゃしゃり出るか。そのあたりではないかと思います。

ただ、間違っても、清廉潔白なだけのボンクラは御免です。東京都は日本の首都、その首長に相応しい能吏が当選して欲しいものです。

コメント (5)
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