曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

参院選2013

2013-07-22 20:29:20 | 社会


予想通り自民党が圧勝した。国民も懲りたのか、もう民主党に入れなくないんでしょう。民主党を見限った人たちの受け皿が共産党で、ちょこっと躍進。どさくさにまぎれて維新も少し。みんなの党は党首がビッグマウスだから負けた風に感じるが、新勢力18人は公明党に次ぐ。俯瞰すると、民主党に入れなかった人のうちレフトスタンドの人が共産党、ライトスタンドの人が自民党、バックスクリーン脇の人がみんなの党に入れたという構図でしょう。

ネット民は、鈴木寛の落選と山本太郎の当選を怒っているが、そりゃ当然だよね。鈴木寛は民主党だから。鈴木寛がネット選挙推進派だ、なんてことは、一般の人は知らない。有権者は情強ばかりじゃない。民主党は嫌だから比例は自民に入れるけど、選挙区は民主党の鈴木寛、なんて器用なことが出来る一般市民はそういませんて。ましてや、鈴木寛に入れることが山本太郎当選阻止に繋がる(事前調査の段階で競っていた)なんて、想像もつかなかったと思うよ。

なぜかというと、有権者のほとんどはtwitterや2chなんてやってなくて、LINEだからだよね。LINEではそういう情報流れてこないでしょ。たぶん。

まあ、心配しなくても山本太郎は何もできないと思う。「一人じゃない」って言って当選したけど、国会議事堂ではまた一人。ゼロよりはましだけど、本人も戦う相手が巨大すぎるとか、早速弱音吐いてるし、本音では既に手詰まりで途方に暮れてるんじゃないかな。

それより僕が気になって仕方がないのが、幸福実現党だ。今回も一人も当選できなかった。ざっと見た感じ、例によってすべての選挙区で候補者を立てたようだが、得票率は1~2%。人数で言えば1万~2万人で全員惨敗。東京選挙区の釈量子が約2万人。ちなみに公明党の山口なつおは79万票を獲っている。

幸福の科学と創価学会、信者の数ではそこまで違いがないような気がするのに、この差は一体。やはり池上さんが番組で明らかにした学会の「F票」※の威力か。

比例でもおかしなことになっている。公明党の約756万票に対して、幸福実現党はたったの19万票。学会員が700万もいるとは思わないけど、幸福の科学の信者が19万しかいないのも変だ。全世界で信者1100万は嘘だとしても、五反田のビルはすげえ立派だし、ドーム球場でイベントやるし、そもそも選挙の供託金もばかにならないし、とにかく金をたくさん持っているはずなのだ。19万人ぽっちのお布施で賄える資金力じゃないと思うんだけどなあ。比例で50万くらいは行かないと計算が合わない(いや計算してないけどさ)。信者さんたちは、みんな投票してないんじゃないの?

まあ、そういうわけで、今回も幸福実現党の謎は解けないままでした。


※FはFriendsの意味。学会員は一人あたり150票集めてこなきゃならないらしい。
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