曖昧批評

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アイスホッケーで楽に敵を疲れさせる戦法

2014-02-14 15:54:00 | スポーツ
ソチ五輪女子アイスホッケーが予選で3戦全敗らしい。

相手が強豪ばかりなので厳しいのは分かるが、もうちょっとやりようがあるんじゃねえのかなあと思う。

そこで今日は、聖地苫小牧でアイスホッケーをやってたおじさんが、弱いチームで強いチームを苦しめる秘策を授けよう。スマイルジャパン関係者がこのブログを見ることはないと思うが……。

では、図を見ていただきたい。青が自分ね。


敵陣側のブルーライン手前でパックを持ったら、相手陣のコーナーにパックを放り込む。これだけである。

逆サイドにフリーの味方フォワードがいたらそっちにパスしてもいいが、パックを持った自分が先頭にいて、出せる相手がいなくて、目の前には敵のディフェンスがいてボディチェックされそうなとき、ひょいとコーナーに放り込んでやる。図の緑色のゾーンあたりに。できればフェンスにパックがくっつくように。

これをやられると、ディフェンスはかなり困るのだ。フェンス際のパックを拾うのは意外に難しい。スピードがつき過ぎているとスティックがフェンスに変な角度でぶつかって、スティックの柄が腹に刺さったりする(経験あり)。その不安があるもんだから、余計な力が入ってパックをこぼしてしまったり、空振りして拾えず行きすぎてしまったりする。背後に敵のフォワード(コーナーに放り込んだ人)が迫っていると、本当に嫌だ。少しでもパックの処理が遅れると「フェンス>自分<敵」で優しくサンドイッチにされる(やるほうもやられるほうも何度も経験あり)。

そこまでいかなくても、そもそもコーナーにあるパックをブルーラインの外に出すのは大変なのだ。攻め手はオフサイドがあるのでブルーラインから出ないように警戒しているし、ゴール裏でごちゃついて出し方を間違うとゴール前にこぼれていきかねない。

それでもディフェンスは、コーナーに放り込まれたパックを毎回取りに行かなくてはならない。取りに行かなければ敵のフォワードに取られてしまう。

放り込む方は楽だ。疲れない。追っかければ敵は嫌がるが、無理に追っかけなくても、パックがコーナー付近にあるだけで攻撃状態は続く。敵のディフェンスは何度もコーナーへ往復して疲労し、試合はだんだんコーナーとゴール裏方面に行きがちになる。すると、センタリングするチャンスが生まれるし、こぼれ玉がゴール前に出てくることもある。いいことばかりなのだ。コーナーに入れることで一時的にパックを手放すことにはなるが、どうせ体格でもスピードでも敵わない相手。無理にパックをキープし続け、高い位置で取られてカウンター食らうよりずっといい。

スマイルジャパンは仮にも日本代表なんだし、苫小牧の人もいる。とりあえず「コーナーに入れる」という戦法を知らないはずはないと思う。楽に敵を消耗させることが出来るので、ちょっと試してみて欲しい。ソチのリンクのフェンスは跳ね返りが大きいので、いつもより弱めに打つのを忘れずに。フェンス際で止まるようにするのがコツだ。
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