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曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

美しいクーペ対決

2013-08-25 23:36:34 | クルマ
ここ数日、なぜかアウディA5スポーツバックのCMを良く見かけます。

A5はアウディのミドルサイズセダンA4のクーペタイプで2ドア。これを5ドア (後ろのハッチ含む) にして実用性とデザインを両立させたのがスポーツバックです。

A5スポーツバックもかっこいいんですが、僕はデビュー時からA5が好きで、「世界一美しいクーペ」だと思ってきました。




A5のデザイナーは、実は和田智さんという日本人です。今はアウディからは離れてるみたいですが、国際的に認められている数少ない日本人デザイナーと言えるでしょう。

その和田さんの上にいたのが、フォルクスワーゲングループのデザイン部門総帥、ワルター・デ・シルヴァという人。この人は元アルファロメオのチーフデザイナーだったらしい。A5のゲルマンらしからぬセクシーさは、イタリアの血が入ってるからなんでしょう。

デザインは運転しなくても語れるので、僕は車のデザインを考えるのが結構好きなんですけど、日本車は欧州車には敵わないと思ってきました。特にイタリアには。イタリア人がデザインすると、奇抜なのもできてくるんですが、なんかイイんですよね。官能的だったり、飽きが来なかったり、いろいろなんですけど、そこにそういう線を引くか!と思いつつ、なぜか納得させられる。説明しにくいんですけど。まさに曖昧批評。

まあ、実車のA5を見た印象は、イタリアがどうこうというより、意外に背が低い、意外に幅が広い、そしてすべてのラインが優雅で精緻。妖艶と言えば妖艶、そこがイタリアって感じですかね。

ところが、今日発見したのです。国産車でA5に肉薄するデザインのクルマを。国産と言っても日本では売ってません。アメリカ・ホンダが販売している2013年型アコード・クーペです。



まあ、デザインは人それぞれ好みがあるので、なんだたいしたことないじゃん、と思われるかもしれませんが、動画で見ると僕の言ってることがお分かりいただけるかも。







リアウィンドウからお尻にかけてのラインの優美さはA5のがいいですけど、アコード・クーペは後ろに向けて上がっていくサイドのキャラクターラインがいい。今のクルマは衝突安全性のためにお尻が分厚くぼってりしてますが、アコードはこのラインで高めのお尻をシャープに見せてるのが上手いと思います。

あと、FFなのにボンネットが不用意に分厚くないのもいい。ホンダはボンネットの低さにこだわってるみたいですが、ホンダ車の中でもアコードは特に低く見えますね。顔だけが…もうちょっとじっくり考えてグリルをデザインしてほしかった気もしますけど、一番残念なのは、このクルマが日本で見られないことですね。
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