5月の配信ギア「COOPER-YOUNG HIPSTAPAK」のレビュー。
今回も5月第1金曜日にすぐ購入可能になったし、公式のページもすぐにできた。何か体制が変わったとかなんだろうか。
パック名の「COOPER-YOUNG」は、メンフィスの歴史的地区のことらしい。公式のキャッチは「Memphis in May」である。5月のメンフィス。
JOHNNY Cレンズのスタイルは「Fauvistic tones」で、説明は「Walk the line with this lens of fire and take away all your blues. Made in Memphis.」とある。
使ってみると、理屈とか条件は不明だが、可能な範囲で赤~ピンクにする。青空はぶっ壊さない程度に残すようだが、白い雲とかは結構ピンクにする。
HAMPLINEフィルムのスタイルは「Grainy dark blackness」で、説明は「The grit of Memphis is captured in this grungy film, making a perfect Tennessee duo with the Johnny C lens」となっている。
粗い紙の表面のざらざら感と、細かい折り目のようなテクスチャが乗る。グランジーはなんとなく解るが、ダークかどうかは? 少し暗くはなるが。テクスチャはランダム生成ではなく何パターンかから選ばれるっぽい(僕が嫌うやつ)。
で、これとJohnny Cレンズを合わせて使うと、ブルースまたはジャズのコンサートのポスターのイラストっぽい雰囲気になると。たぶん。
シンプルな景色だと確かにイラストや絵画のようになるのだが、細かい線が多い景色だと細かいところが残ってしまって、変なところがピンクになっただけの写真になる場合がある。懐かしのPrismaや、Waterlogueみたいな絵画化を目指しているのかと思いきや、そこまでの破壊はしてこないし、被写体がハマらないとポスターっぽい雰囲気にすらならない。
ので、直接これで撮るより、標準カメラで撮った写真に後から適用して、合うやつだけ保存、みたいな使い方のほうがいいかも。作例は一応これで直接撮ったけど。
最後のだけ、標準カメラで撮って後からCOOPER-YOUNG化したもの。