曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

絶望ノ砲台:「塔」

2023-05-23 18:42:00 | デジタル関係



この記事は多分長くなります。

2023春のモグモグコレクションも後半に入った頃、「サブ子の旅(41)」で記したように、僕はニーアレイドでメイン子とサブ子のミラプリ(武具投影)装備を集めていた。

24人レイドの装備入手について説明すると、実装後しばらくは、装備をもらえるのはジョブ・部位に関わらず週に1個だけ。装備の宝箱を落とすのは1〜3ボスが2個。4ボスが4個。頭、胴、手、脚、足が、それぞれ2箇所のボスから出る。

装備可能ジョブは、ディフェンダー(タンク)、ヒーラー、スレイヤー(竜騎士、リーパー)、ストライカー(モンク、侍)、スカウト(忍者)、レンジャー(吟遊詩人、機工士、踊り子)、キャスター(黒魔道士、赤魔道士、召喚士)という7カテゴリの分類になり、どれのが出るかはランダム。ロット(くじ引き)は、その時のジョブが優先で、NEEDボタンを押せる。他のジョブはGREEDボタンを押す。いらなければPASSボタン。



例えば、サブ子が機工士で参加し、ヒーラーの胴が欲しいと思っても、ヒーラーの人がパスしてくれないとロット勝負にすらならない。だが、週制限があるので、ヒーラーも、今日はヒーラー胴が出ないかもしれないと予想して1ボスでヒーラー足を取ったりして、4ボスで胴が出た時フリーロットになる、なんてこともある。ので、案外他のジョブのが貰えたりする。

アプデで次の8人レイドが実装されると週制限がなくなり、何個でも取れる。ジョブの優先ルールは残っているが。ニーアレイドは漆黒時代のコンテンツなので、当然制限はなくなっている。僕が今回狙ったのは、ニーアレイド第三弾「希望ノ砲台:「塔」」の装備である。

サブ子が欲しいのは、まずヒーラーの胴。そしてタンクの脚と足だった。キャスター胴は持っていて、当ブログの画像で何度も登場している。ヒーラーのは、キャスターと同じデザインで左右が違う。普段着っぽいので使いやすいのだが、ニーアのアニメ版を見て荷物運び係の服だと知ってしまった。



重要なのはタンク用だ。あまりゴツゴツしてなくて、街中でも着れるやつがいい。スカジャンにジーンズ、スニーカーでもいいのだが、そして、気分でそうすることもあるのだが、僕の場合、タンクはソロでダンジョンに潜ったり巨大なボスと対峙するので、それなりに戦闘力がありそうな服で行きたいのだ。

しかし、タンク装備は役目上、ゴツいのが多い。スマートでかつ防御力も少しはありそうなのをミラプリ用としてスタンバイしてあるが、これだ!という決定版がまだ見つかっていない。例えば、僕がいつも機工士の時に着せているスカラレンジャーみたいな、長く使えるのがない。

というわけで、塔のタンク装備を揃えよう、となった。黒い布だけのように見えるが、ニーアオートマタでヨルハ部隊が着ているのに似てるので、強靭な特殊繊維で作られているはずだ。

ヒドゥンゴージなんてやめて、サブ子は塔を周回し始めた。いつものように機工士で。ニーアレイドは難易度が高い。機工士じゃないとパーティーの足を引っ張る。



ほどなくヒーラー胴は取れたが、タンク装備が出ない。出てタンクに取られたとかロット負けとかではなく、純粋に出なかった。3回連続でどの部位のタンク装備も出ないとか当たり前だった。ほんとFF11の頃から偏るなこのゲームは。

奇跡的にタンク装備が出てくれて、それが欲しい部位ので、タンクがパスしてくれて、他の6人とのロット勝負に勝って、ようやく手に入れられる。このドロップ率の低さで、それは不可能に思えた。

虎穴に入らずんば虎児を得ずだ。こうなったらタンクで行くしかない!!

タンクで行けば、ドロップさえすれば確実に入手できる。討滅戦のと違い、24人レイドのパーティーにタンクは1人だからだ。

野良パーティーでの僕のタンク経験は、知り尽くしたメインルレ(改修前)だけだ。あれはタンク2人なので、相方に任せるか、相方がダメすぎて引き受けてる人、ということになり、多少気楽だった。何より戦闘が簡単だった。制限解除し忘れてギムリトダークで一度タンクやったことがあるが、あれは事故なのでノーカン。



塔にタンクを出すのは、かなりの勇気が必要だ。Bアライアンスに割り振られたら、全体の進行を管理して23人を先導し、ボスの位置や向きを決めなければならない。

カウントダウンなんてしたことがない。宿屋で1人で試してみた。パーティーを組んでないから、自分にしか表示されないだろうとわかっていても、念のためだ。デフォルトの20秒は長いので10秒にした。レディチェックはソロでは起動しなかった。

カウントダウンとレディチェックは、チャットをシャウトにしてなくても全員に表示されるんだよな? という疑問が解消されないまま、その時は来た。サブ子のジョブをガンブレイカーにしてCF申請。あ゛〜〜!緊張する〜!!

突入してみたら、Cアラだった。ちょっと脱力。だが、Cでも2ボスはタゲを取らなければならない。予習通りにできるか? ギミックは理解しているが、タンクでやるとまた違うぞ?

1ボス。フィールド右寄りの先頭に立つ。いつも後ろから銃撃しているので、こんなに前に立つのは初めてに近い。

2ボスは2匹いる。Bアラタンクは遊軍になり、左をAアラタンクが、右のをCアラのタンクが受け持つ慣わしである。


2ボスのタゲを取るサブ子

このボスには時々「槍」または「盾」のバフがかかり、盾の方は攻撃すると反射してダメージを負う。サブ子の目の前のヤツが盾になった。そこで、盾時のバリアは三方向だけで、正面はないことを知った。そういうことか。じゃないとタゲ取ってるタンク死んじゃうもんね。

皆は槍の方を攻撃している。予習通り、サブ子は敵を内側に向けた。こうすると、誰かの範囲攻撃が盾の方に届いても、反射しないで済むのだ。

この2匹のボスは、ギミックで入れ替わったりする。Cアラの方は目が赤いので、赤は俺の、赤は俺のだと言い聞かせていた。のだが、入れ替わりで位置が何度か変わる時、Aアラタンクと引き継ぎがうまくいかないことがあった。ボス同士の位置が近くなると、両方「盾」になってしまう。この後も、目の色で担当を決める人と、その時の左右の位置で決める人がいて、今回はどっちなんだよ、ってのが僕を悩ますことになる。


2ボスのタゲを取るメイン子

3ボス以降はお役御免。機工士のときは3ボスの「複製」の処理を端っこの少女でやってたのを、タンクなんだから真ん中でやらねばと中央のでやったら、何度も被弾して死んだ。

4ボスの「透過」は、Bアラタンクが素早く適切な安置を判断しないと壊滅するので、どうにかしてやれるようにしておかないと。ズームアウトして視点を真上にしても動けるように、この段階で練習した。

タンク装備は一個も出なかったが、緊張感と慣れない位置取りで疲れた。

そんな感じで、やはりタンク装備が欲しいメイン子さんと、2人ともタンクで塔に参加し始めた。動画を撮って、Bアラタンクの動きを研究した。いつか絶対当たるんだから。


4ボスクリア後に2Bと雑談

火曜日。エウプロシュネの日だが、重いタスクを早めに済ませたい。先にメイン子で塔をやり、装備は出なくてサブ子に交代。エウプロシュネやり、メイン子に交代してエウプロシュネ。

水曜日。サブ子のタンク、またCアラ。メイン子さんもまだ当たってない。いつ来るんだ。そしてこの回でサブ子は足りてなかったタンクの脚をゲット。一足早くこの地獄から抜け出した。

時間のある限り塔をやる。メイン子さんに交代して申請。また非Bアラ。いや有難いんだけど、常に1/3のロシアンルーレットなので、毎回心臓がやばいわ。


終わりの見えない戦いに疲弊しつつ虚勢を張るメイン子さん

木曜日。サブ子はスレイヤーを狙うことにした。タンクのと同じデザインで、首周りと脚の薄膜がない。絶対領域が見える。これは取りたい。タンクじゃなければ気楽だし。ジョブは竜騎士で。

だが、これもまた地獄の始まりなのだった。

一方メイン子さん、まだBアラに当たらない。なぜか当たらない。BでMTをやっても大丈夫なように、ここのところ毎日知識をアップデートし、仕事中もギミックのここはどうするとか考えてるのに当たらない。もはや、せっかく用意してるんだから、いっそ当たってくれと思うようになっている。Bに当たらない、ほっとする、でもアイテムも出ない。絶望。まさに絶望の灯台。じゃなかった砲台。



ある時、開始出現位置がBアラっぽかった。ついに来た! と思いきや、Cアラの左上端に出ただけだった。そして装備が出ない。あと手だけなのに!

メイン子さんとしてのタンク6回目、Aアラだった。4ボスで一度他のアラが半壊。ちょっとヤバい? 長引いて、知らんフェーズが始まりつつある。よく見たらBアラのタンクが死んでいる!

Cアラタンクがタゲ持ってるのか分からない。咄嗟にタンクスタンスを入れ、挑発。イクラや動く白AoEでえらいことになってる生き残りメンバーを束ね、なんとか立て直した。二度目の透過。二度目なんてあるんか。いつもはここまでに倒してるから分からん。真上視点で広い安置を見つけて走った。誰もついてこなかった。皆はもう一方の安置に避難してた。あちゃー。



それでもめげずに、最後までスタンスを切らずにやり切った。咄嗟のことで緊張はなく、ただ必死にMT業務を引き継いだだけだったが、多少度胸はついた。もうBに当たってもいいから出てくれ手よ!という気になっていた。ここまで来たらBを経験しておきたい。何か変われる気がする。

その次の回、またAだったかな。で、ついに手が出た。

タンク装備揃えたら、すごい達成感があるだろうなと思っていた。オルトエウレカの強化値を99/99にしたときや、青魔法104種をコンプしたときのような。なのに、何か物足りない。1回くらいMTやってみたかったかもな…。やれる自信あるけど、もう塔でタンク出す理由がなくなってしまった。

その物足りなさを埋めたかったのか、惰性でやり続けてしまったのか、メイン子も塔のスレイヤー装備を集めることにした。ジョブはやはり竜騎士。

この時点でサブ子は手と足、メイン子は胴と脚が足りなかった。足りてる部位は、機工士やタンクでやってる時にゲットしたものだ。

スレイヤーの場合、タンクとは事情が大きく異なる。1パーティーに5人いるDPSのうち、スレイヤーが何人なのかはマッチングによる。全員がスレイヤーということもあり得る。目当ての装備がドロップするのも稀なのに、場合によってはロットにも勝たねばならない。


この火曜のエウプロシュネで、ハルオーネ様をゲットしていたりする

サブ子は最初の回でいきなりリーパーが3人いた。スレイヤー装備は持ってるのが一つ出ただけで、パスした。塔の装備はレアEXという区分で、1人一つしか持てないが、武具投影用のミラージュドレッサーに入れてるものはカウントされない。サブ子は塔装備全部ドレッサーに入れてるので、重複しても取れることは取れる。

皆が「持ってるけどロットしとこ」という思考だと、スレイヤーが複数いた場合の入手確率は厳しいものになる。僕はタンクやってるときに、持ってるタンク装備が出たらパスしていた。貰っても分解するか軍票と交換だし、それまで死ぬほど欲していたアイテムを、そうやって処分するのが辛いからだ。

それからしばらくは、メイン子もサブ子も、なぜかスレイヤーが自分だけという回が続いた。この流れのうちに取ってしまいたい。だが、そういう時に限ってスレイヤー装備はどの部位も出ないのだった。

竜騎士を触るのは久しぶりだ。近接DPSは苦手のはずだが、直前までタンクやってたので、ボスに接近して戦うクセがついており、大丈夫だった。3ボスの「複製」は中央前で、4ボスの「汚染」はMTの隣に並んで処理していた。MTには、なんだこいつと思われていたかもしれない。

ギミックで離れなければならない時は、槍投げのピアシングタロンでチクチク攻撃。ハイジャンプ、ミラージュダイブなど、遠くからでも狙えるスキルが豊富にあるのが、リーパーにはない特長。そして、ナーストレンドで波乗りジャンプ。スターダイバーで空から超高速ダイブ。うじうじゃいる前衛の中で、ぴょんぴょん飛び出して戦うのは、なかなか楽しかった。竜騎士いいじゃん。


見にくいが、サブ子がナーストレンドで波乗りジャンプしている。

2人ともライバル不在で装備も出ない状態が続き、もしかしてスレイヤーの数に合わせてドロップ数が変わるのでは、と疑心暗鬼に駆られた。タンクは1人だから少ない。レンジ結構いるから、レンジャー装備がボロボロ出る。

と思ってたら、サブ子の番の時に、リーパーが1人いた。カエルの被り物を被ったララフェルだった。被り物系の人は上級者とよく言われる。ふざけた格好してて下手だったら、単なる痛いヤツになってしまうからだ。このカエル野郎はどうだろう。

1ボスでスレイヤー頭が出た。持ってるのでパス。カエルが取った。なんの根拠もなく僕は、こいつ持ってるのにロットしやがったな、と思った。次はこっちもロットしてやる。だが、この回はこの後スレイヤー装備は出なかった。くそっ。

次のサブ子の番では、もう1人竜騎士がいた。アウラ女子だった。誰か1人に与ダメアップバフをかけ、自分にもかかるドラゴンサイトを付けてくれた。この人はたぶん本職の竜騎士だ。こっちからも彼女にドラゴンサイトを付けることにした。その他バフの掛け方とか見られてるような気がしたが、実技試験みたいで楽しかった。手は出なかったが。

同じことを繰り返してると、メンタルが浮き沈みする。変なことを考える。また出なかったと心が折れそうな回がしばらく続き、それを抜けると無我の境地というか、何も感じずに、はい次、とCF申請する。モグコレの終盤で皆スパートをかけているのか、竜騎士でもだいたい即シャキである。

あまりにも出ないので、流れを変えようと思って2人ともマナDCに移動。一番人口が多く、レベルも高いと言われているDCである。サブ子はあと手、メイン子はあと脚だ。


次の戦いを思って瞑想中。塔でもらえるトリプルトライアドのカードを都度処分するために、ゴールドソーサーに近いウルダハに滞在していた。

マナDCでは色々あった。3ボスで死んだ2人を蘇生せずに放置して進んだ。そういうものなの?! 4ボスで「断章・白」の捨て位置が悪くて半壊、火力が足りなくて長引き、知らんフェーズが始まり、死んだBタンクを引き継いだうちのタンクがボスを「魔唱輪」の範囲に置いてまた半壊。瀕死の7人で何とか倒してくれた。

マナDCは昼でも人が多いのか、土曜の昼、試しに申請したら即シャキ。そこから怒涛のサブ子4連続塔。夕食と入浴を挟んでメイン子5連続塔。これでようやくメイン子の脚が出て地獄から脱出。

1日9回も塔やると、敵のギミックの間を覚えてしまう。来ない間に入ると無意識に気が緩み、ぼんやりXHBを見てて回避が遅れたりした。3ボスの「衝撃波・生成:障壁」の黒線は東西2パターンしかないことに気づいていたので、はいはいまた東からの黒線ね、と余裕ぶちかましてたら西からで、堂々と死んだ。

サブ子のみとなった日曜日。モグコレは月曜までだが、今日はもう取れるまで終われない。夕方から3連続塔。出なかった。夕食入浴後、最大4回やれると計算。その3回目の4ボスでようやく手が出てくれた。スレイヤーはサブ子だけだったのでロットするだけで良い。



最後は感覚が麻痺していた。土曜からのサブ子だけでも9連続一個もスレイヤー装備出てなくて、いちいち嘆いたりせず淡々と周回していたからか、いざ出ても、あー、出たわ、と事実を受け入れただけって感じだった。サブ子予定より1回少なかったので、メイン子の時間がある。そそくさとログアウトして交代したのだった。

月曜日はのんびりしよう、戦闘しないと思ってたのだが、今のうちにタチノ装備取れたら取るか、となってサブ子機工士で出動。何も取れず。メイン子は賢者で参加。3ボスで全滅リスタート。ヒーラーの手が取れた。脚でロット負け。悔しくてリトライ。何も取れず。

いつまでこの心理状態が続くか分からんが、塔でタンクをやり、平日普通に1日4回レイドしたりして、バトルコンテンツに対する躊躇みたいなのが無くなった。ニーアで一番難しいタチノにふらっと賢者で参加できるくらいには。

僕は何か変わったのかもしれない。FFXIVネタが続いて恐縮だが、これは今出しておかないと、次の「サブ子の旅」からの説明が面倒なので、長くて読む気しないかもしれないけど書きました。

【モグコレ2023春 塔の参加回数】

メイン子さん:合計20回
 機工士:6回
 ガンブレイカー:7回
 竜騎士:7回

サブ子さん:合計22回
 機工士:4回
 賢者:2回
 ガンブレイカー:2回
 竜騎士:14回



これがタンクの正式名称「ヨルハ五五式:重」(頭装備オン)で


こっちがスレイヤーの正式名称「ヨルハ五五式:攻」(頭装備オン)


モグコレでしか手に入らないブタさんのイヤリングをゲット

メイン子は以前のモグコレで柴犬のイヤリングを貰ってるので今回はスルー







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