曖昧批評

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「軍師官兵衛」第43回「如水誕生」の感想

2014-10-26 23:02:58 | 大河ドラマ
妊娠中の茶々がフルーツを食べまくるシーン、唇のアップで少しエロかった。女の本能がうっかりむき出し、みたいなのを狙った演出だろうか(おねさんが突然来て柄にもなく動揺してたし)。

ライチ食べてたけど、明からのお取り寄せなのかな。

帰国した栗山善助が、蟄居中の官兵衛のもとにやってくる。「儂が生きるか死ぬかは明日決まる」と当たり前のことしか言わない官兵衛に対し、善助は「太閤殿下は以前の羽柴秀吉様とは違います」と断言。おいおい。善助のほうがよく見えているじゃないか。

そしてスキンヘッドの岡田准一が登場。毀誉褒貶いろいろあっても水の如く清らかにどうのこうので如水円清ですと説明し、さすが官兵衛許されたか、と見せかけて、実は光さん→おねさん→茶々さんというルートで助命嘆願が根回されていた。そっちのほうが効いたみたいな…。またまた周りの賢い人たちに助けられる軍師官兵衛なのだった。

石田三成のリアクション「はぁい」は、サラリーマンだったら上司に「おいお前、なんだ今のは」と言われそうなレベルの胸糞悪さだった。

さらに、誕生した拾い君をあやす太閤夫妻の部屋にもしっかり入り込んでいる三成。いくらなんでも太閤ファミリーのプライベートに食い込み過ぎだろう。

田中圭はインタビューで「三成が秀吉をコントロールしている」「三成は知恵が回るというより妄想を抱いている」「関ヶ原も勝ってしまうのでは」と言っている。あそこまで邪悪な三成像は史上初だと思うが、それはそれで成仏しきれなかった三成の霊が乗り移っているのでは、と思わせる怪演だと思う。実際、田中圭は大河で三成役が決まったとき、三成の墓に報告したらしい。

家康が長政&福島正則と飲み会。武断派の反三成同盟が動き始めた。西軍の三成はあの調子だし、関ヶ原は完全に東軍の正義の戦いって雰囲気になりそうだ。

唐突に出てきた割に、秀次の件は豊臣家の運命を変えた大事件、なんだそうだ。それならもう少し前の回で紹介してよ。

官兵衛、もとい如水に将棋で勝った秀次が、これは接待将棋かと訊く。如水は「天下人はそういうことを気にしない」と言う。上に立つ人は、部下の顔色を窺わないと。なんか説得力のあるサラリーマン処世術を聞かされた感じ。僕は上に立つ人でも何でもないので関係ないが。
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