銀塩フィルムのデジタル化作戦第2弾。2001年頃の競馬場や池袋あたりを撮ったものらしいフィルムから比較的マシなものをチョイスした。
一本のフィルムでは24枚か36枚撮れる訳だが、一つのテーマ、一つの撮影地できっちり撮り終えるわけではない。でもデジタル化作業はフィルム単位。と決まってる訳じゃないが、その方がやり易い。結果、自分でもよくわからない複数のテーマの写真が、一つの記事の中にでたらめに混在することになる。
今回デジタル化したのは富士フイルムのベルビアというフィルムである。彩度が高く、どぎつい写真になりがちなフィルムだった。当時の僕は、パッケージの色に引きずられて、富士は青と緑が、コダックは黄色が綺麗に出るという程度しか考えていなかった。そこに登場した彩度激高を謳うベルビアは、画期的なフィルムだった。キツい色にしたいからベルビアを使おう、というように、撮影意図に合わせてフィルムを選ぶという発想をするようになったのである。
リバーサルフィルムは、現像に出すときに6コマごとに切って袋に入れる「スリーブ」と、一コマ一コマ切ってケースに入れる「マウント」のどちらかを指定する。僕は基本的にマウント派だった。マウントを外すと、このように、フィルムのイメージそのままの状態になる。「RVP」はベルビアを意味する記号。現像してしまうとフィルムの種類が分からなくなってしまうので、この記号で見分けることになる。
東京競馬場の監視タワー。
東京競馬場のメインスタンド。
多分池袋の住宅街。レアな車が見えたので、つい。
多分池袋のどこか。
池袋の銭湯。面白くない写真だが、懐かしがる人がいるかもしれないと思って。15年前の風景だからね。
これも池袋のどこかだと思われる。真新しい道路だが、今は15年ぶん年季が入っていることだろう。