またまた遅くなったが、11月配信ギア「Wynwood HipstaPak」の紹介。
今回も、第1金曜を過ぎてからかなりの時間、ヒプスタのアプリでパックの検索をすると出てきて購入できるが、作例も説明もないという状態が続いた。一言「Neon Nights」という一文だけがぽつんと表示されていた。Wynwoodはマイアミの地名なので、夜のネオン街を撮る夜景用ギアかと思って購入した。
撮ってみると、ものすごくコントラストが低く、露出もどアンダー。これは昼は使えん、と、夜の駅前を撮ると、まあ抑えた彩度の夜景が撮れた。ほお。なるほど。まあこういう夜景写真もありか。週に二回しかない出勤日、帰りに作例撮るか。
で、かなり経ってから公式に作例が出た。全部昼間の写真だった。ちょっと、いやかなりくすんだ色調の陰鬱な犬や街角やビーチの写真だった。
「えぇ…」
というわけで、これで昼間いい写真撮れんのかと半信半疑になりながら撮ってきた。やってみれば、まあまあこれはこれで味わいがあるかも、というのが撮れた気がする。
PENAレンズは「Low Contrast」で「This low-contrast lens adds a subtle out-of-focus effect.」だそうな。アウトフォーカスはピンボケのことらしい。確かに拡大して見ると微妙に精細感がない。
NEO NOIR 83フィルムは「Neon Shifts」で「Neon color shifts and subtle grain characterize this film. Made in Miami.」とある。まだどういう塩梅なのか僕も把握できていないのだが、色調がずれるときがあり、それがネオンシフトだと思われる。ちょっとグレインは、拡大するとちょっと粒状化してるので、それだろう。わずかなピンボケと相まって、原点のトイカメラ的な味わいが、あるといえばある。
作例はすべてWynwoodパックの組み合わせ。
これ、上のと同じアパートなんだけど、壁の色が違って写っている。ランダムに色調を変えるような気がする。