曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

アクセルとブレーキを間違えないかもしれない踏みかた

2019-06-26 15:20:53 | 社会
高齢ドライバーが、アクセルとブレーキを踏み間違えて起こす事故が最近非常に多い。

車種がプリウスやプリウスアルファなことが多く、プリウスミサイルなんて呼ばれている。

プリウスは試座したことしかないが、ボディの形状のせいか、車両感覚が掴みにくいと思った。ホンダのもそうだが、シフトレバーの操作が直感的ではない。高齢者には扱いにくいのではないか。

ハイブリッド車のモーターは、ガソリンエンジンとは比較にならないほどトルクがデカい。馬力はないが、トルクは歴代ランエボのターボエンジンに匹敵するほどだ。ブレーキのつもりで思いっきりアクセルを踏んだら、そりゃミサイルにもなるよ。

踏み間違いというが、そもそも事故を起こした高齢者たちは、どのようにアクセル・ブレーキペダルを踏んでいるのだろう?

僕は踵を接地したまま、足を右に捻ってアクセルを踏み、足を左に戻してブレーキを踏んでいる。踵を中心にくるっと回しているので、フロアマットの踵が当たる部分が傷む。

僕の踏みかたを見て、うちの奥さんは違うという。ちゃんと踏み変えないとダメだと。教習所では毎回足を上げて(踵を床から離して)踏み直すように指導されたらしい。僕もそう教わった気がする。

しかし、先日都知事が見学したという踏み間違い防止装置は、踏んでブレーキ、足首を右に捻ってアクセルだった。僕の足の動かしかたに似ているではないか。

そこで思ったのだが、次から次へと踏み間違えている高齢者たちは、足を上げた後、踏み直すときに右と左を間違えているのではないか? あるいは、踏み直すときに、きちんと左を踏まずに微妙に狙いが右にずれたとか。

僕みたいな足の動かしたかをすれば、踏み間違いは減ると思うんだよね。アクセルとブレーキの動作がそもそも違うし。実際、僕は二度ほど間一髪のパニックブレーキで無事に済んだ経験がある。

一度目は路駐していた車のドアが突然空いたとき。あっと思う暇もなく咄嗟にブレーキを踏んだ。ABSがゴリッと作動し、止まったときは車の鼻先とドアの間隔は10センチくらいしかなかった。危なくドアを吹っ飛ばすところだった。

二度めはトヨタのディーラーの前を通過中、試乗車が躊躇なく飛び出してきたとき。このときも無心でブレーキを踏み、ギリギリのところで事なきを得た。同乗の営業マンが後ろを向いて僕に手を合わせて「すいません」ポーズをしてくれた。

というわけで、特に運転が上手いわけでもない僕でも緊急ブレーキで踏み間違えてない実績があるので、自信のない人は装置を付ける前に踵で回転方式を試してみては如何だろうか。



足首をちょいと右に曲げてアクセルを踏む。



戻してブレーキを踏む。間違えない。かもしれない。


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