曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

SONY BRAVIA W870C ファーストインプレッション

2016-04-23 11:56:25 | デジタル関係
8年くらい前に購入した37インチ液晶テレビAQUOSがぶっ壊れた。突如いろんなものの輪郭や影の部分が赤くなった。どうやらRGBのGチャンネルが死にかけているらしい。うちの奥さんはTV大好きっ子で、四六時中つけていたので、いつかはこうなると思っていたのだが、その日が来てみるとあっけなかった。

早速後継機の選定を行う。電気屋で画質や筐体の強度などをチェック。パナソニックは色が浅い。シャープは自然で好きな絵作りだが(慣れてるし)、買収されたので将来が不安。テレビは10年くらい使うものだから。東芝も会社がヤバそう。10年後にTV事業やってるかわからん。黒がパッキリしていると嫁には高評価だが。ソニーは異常に薄い。下部は普通だが、上部は薄くて、裏面が押すと凹む。うちはブルーレイレコーダーがソニーなので、連携を考えると揃えた方がいいのだが...。

一晩嫁とカタログを睨みながら検討会。東芝ほどくどくない引き締まった黒と、連携を考えて、ソニーの2K43インチの870Cを本命に決定。評判の良くない操作レスポンスを試してみて、ダメだったら東芝のJ10かも?という結論。

翌日、量販店を3つ回った。実機をいじり倒した結果、870Cの操作レスポンスは無問題だった。さらに、華奢だと思っていた背面は金属で、しっかりしていた。最初に見たのは700Cだった模様。

そういうわけで、某田電気でソニーブラビア43W870Cを購入した。値段は秘密。

びっくりするほど電気屋のテレビは4Kばかりだったが、敢えて2Kを選んだ。そんなに高精細な映像を求めていないし、ブルーレイレコーダーが古めで、普通のハイビジョンだから。実際に使ってみると、何の不満もない。

多機能なテレビだが、配線は簡単だった。前のテレビのケーブルをそのまま付けてOK。特に不足はなし。

リモコンが二つある。片方はふつうのボタンの奴。もう片方は静電容量式タッチパネルとマイクが内蔵されている。タッチパネルはフリックしてメニューを行き来するのに使う。マイクは音声検索に使う。

タッチパネルは反応など悪くないが、スマホとかと違ってタッチしたところが視覚的に変化しないので、ダイレクトな操作感ではない。これで手書き文字入力ができたらな、と思わなくもないが、なにげにマイクを使った音声検索が賢い。やたら検出精度が高く、早口で聞き取りにくいといわれる僕の声でも、ほとんど間違わず、一発で決まる。Siriや執事の羊くんよりもいい耳とカンをしている。

価格コムなどでは操作の反応が遅いとかフリーズするとか酷評の嵐だが、今のところまったく問題ない。チャンネルの切り替えは一瞬ではないが、待つほどでもない。遅いときでも0.5秒くらいだ。

音質もよく言う人がいない。確かにスピーカーが中にあって、外向きに穴が空いてないんだなと感じる籠もった音ではあるが、ホームシアター的に本気で視聴するわけでもない我が家では、誰からも文句は出ていない。こだわる人は外付けで好きなスピーカーを繋げればいいのだ。

Android TVが実装されている。わざわさそういういかにもOS的なものがなくても、今のテレビはYouTube見れるのが当たり前のようだが、一応Androidなので、テレビ版限定だけどGoogle Playから好きなアプリを入れられるし、入っている奴の更新も可能だ。

それらAndroidアプリを使うときに、音声検索が威力を発揮する。YouTubeやニコニコ動画の検索では、使いやすいとは言い難いソフトウェアキーボードより、音声入力の方が断然楽で速い。うちの子供たちでも使えている。というか、時々親が覚えのない動画がおすすめに上がっているので、奴らは勝手に使いこなしている。

面倒なのは、アカウントを作らなければならないアプリかな。Google Playのために一つ必要なのに、さらにニコニコ動画のためにもう一つ作るとか、GyaOもあるし、とか。アカウント設定は音声使えないとか、パソコンが必要だったりする。ニコ動はパソコンで新しいのを一つ作った。自分のを使うと過去の履歴やリストを家族に見られるので。

動画サービスはパソコンでも十分以上に視聴できるわけだが、大画面でみんなで見るのも結構いい。何もおもしろい番組がないときなんかは、特に重宝する。改編期で薄めて伸ばしたスペシャルばかりの日や、災害情報ばっかりの日とかは…。

ブルーレイレコーダーとの連携は、レコーダーが古いせいもあるが(A750)、テレビリモコンでの操作が完全にはできていない。レコーダーの電源が連動するとか、起動時間が半分になった(たぶん機器の認識が速い)という恩恵はある。画質も前よりよくなったと感じる。テレビが新しいからというのもあるが、ソニーのテレビは、ソニーのブルーレイレコーダーに合わせてチューニングをしてあるんだな、当たり前だけど。と改めて気づく画質。

テレビなんて、地デジが映ってdボタンを使えてフルハイビジョンなら、もう付け足すものはないと思っていたが、最新のBRAVIAは、テレビ以上の何か凄いモノになっていた。


繋げると勝手に設定してくれる感じ。


色々あってワクワクする。


YouTubeを居間の大画面TVで見る日が来るなんて。


気取った電源ランプ(LED)の見にくさはソニーの統一仕様。おしゃれすぎるスタンドは不安定に見えるが、付属の耐震用ベルトでラックに固定している。


全金属製で結構硬いが、薄くてびっくり。下部はそれなりに分厚いが、全体的に軽くて、一人で持てる。

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