12月15日0時30分配信 時事通信
臓器移植が必要な重症の拡張型心筋症の患者に、太ももから取った筋肉の元となる細胞を培養したシートを張り付けて心臓の機能を回復させる治療に大阪大医学部付属病院(大阪府吹田市)と東京女子医大病院(東京都新宿区)の合同チームが成功したことが14日、分かった。
自分の細胞を使うため拒絶反応も起こらず、実用化できればドナー(提供者)が不足している臓器移植の画期的な治療法となる可能性がある。今回を含め、今後2年間で6例の臨床研究の治療を行い、安全性が確認されれば、軽症の患者など対象を拡大する。
共同研究者の大阪大の沢芳樹教授によると、臓器移植ネットワークに待機患者として登録中の重症の拡張型心筋症の男性患者(56)の太ももから取った筋芽(きんが)細胞と呼ばれる筋肉の一段階前の細胞を培養。直径4~5センチの円形のシートをつくり、心臓の表面に3、4層に重ねて約20枚張り付けたところ、弱っていた心臓の筋肉が回復した。
男性は2006年2月に大阪大医学部付属病院に入院、補助人工心臓を装着したが、今年9月に取り外すことができた。来月にも1年10カ月ぶりに退院する予定。
臓器移植が必要な重症の拡張型心筋症の患者に、太ももから取った筋肉の元となる細胞を培養したシートを張り付けて心臓の機能を回復させる治療に大阪大医学部付属病院(大阪府吹田市)と東京女子医大病院(東京都新宿区)の合同チームが成功したことが14日、分かった。
自分の細胞を使うため拒絶反応も起こらず、実用化できればドナー(提供者)が不足している臓器移植の画期的な治療法となる可能性がある。今回を含め、今後2年間で6例の臨床研究の治療を行い、安全性が確認されれば、軽症の患者など対象を拡大する。
共同研究者の大阪大の沢芳樹教授によると、臓器移植ネットワークに待機患者として登録中の重症の拡張型心筋症の男性患者(56)の太ももから取った筋芽(きんが)細胞と呼ばれる筋肉の一段階前の細胞を培養。直径4~5センチの円形のシートをつくり、心臓の表面に3、4層に重ねて約20枚張り付けたところ、弱っていた心臓の筋肉が回復した。
男性は2006年2月に大阪大医学部付属病院に入院、補助人工心臓を装着したが、今年9月に取り外すことができた。来月にも1年10カ月ぶりに退院する予定。
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