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巨大津波、千年に一度 三陸海岸の地層に痕跡

2011年08月22日 07時27分07秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2011年8月22日7時5分

写真:津波で運ばれてきた砂の層(白い目印)を指し示す北大の平川一臣特任教授=21日午前11時30分、岩手県宮古市田老、上田潤撮影拡大津波で運ばれてきた砂の層(白い目印)を指し示す北大の平川一臣特任教授=21日午前11時30分、岩手県宮古市田老、上田潤撮影

 巨大津波が約千年に1回、三陸海岸を繰り返し襲っていた可能性を示す砂や石の堆積(たいせき)物を北海道大の平川一臣特任教授が見つけた。東日本大震災 を受け、中央防災会議などは科学的に可能性がある最大の地震や津波を想定して備える方針を決めており、巨大津波が繰り返された証拠は「最大」を決めるのに 役立ちそうだ。

 平川さんは、宮城県気仙沼市で、海岸付近の高さ1~5メートルほどの切り立った崖に津波で運ばれた6層の砂石の地層を発見。岩手県宮古市では、今回の津波が32メートルまで達した地点の近くでも複数の地層を見つけた。

 三陸海岸の崖の上で何層も見つかったのは初めて。切り立った崖の上に痕跡が残っていたことから巨大津波と考えられる。地層に含まれる火山灰や土器から、6千年間で6回の津波が押し寄せたと推定した。



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