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森羅万象 ~ 歩く印象派

乗鞍コロナ観測所 最後の冬

2009年01月07日 05時39分36秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2009.1.6 22:21産経
白山を背景に陽光に照らされる乗鞍コロナ観測所=12月24日午後0時13分、長野県松本市安曇 (本社ヘリから、古厩正樹撮影)

 北アルプス乗鞍岳(3026メートル)にある「乗鞍コロナ観測所」が10月いっぱいで役目を終え、60年の歴史に幕を閉じる。

 太陽像に円盤を重ねて人工的に皆既日食を起こすことで、太陽面上の現象を観測できる特殊望遠鏡「コロナグラフ」を備えた国内唯一の施設。これまで数多くの研究成果を上げてきたが、老朽化と冬季の観測条件の厳しさから閉鎖が決まった。

 平成18年に打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」がその役目を引き継ぐが、末松芳法国立天文台太陽観測所所長は「日本の太陽観測の記念碑的な場所。施設が何らかの形で残ればうれしい」と話している。

 (本社ヘリから、写真・文 古厩正樹)

>中2の夏休みに同観測所を訪ねたことを思い出した。天文部だった頃。

【科学】有機物は隕石突入で生成 「生命の起源に迫る」衝撃実験

2009年01月07日 05時35分17秒 | 地球の不思議・宇宙の不思議
2009.1.5 08:16 産経

 地球上の生物のもとになった有機物が、隕石(いんせき)落下の衝撃で生成された可能性が高いことを、物質・材料研究機構(物材機構)などの研究グループが、隕石落下を再現した衝撃実験で示した。研究グループは、「生命の起源に迫る大きな一歩」としている。英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」(電子版)に発表した。

 地球の最初の生命は約38億年前に誕生した。研究グループの中沢弘基・物材機構名誉フェローは3年前、「40億~38億年前、頻繁に起こった隕石の海洋への衝突によって、多種多様な生命の材料が用意された」との仮説を発表。今回は東北大学と共同で再現実験を行い、生命誕生に不可欠なアミノ酸などの有機物が作られることを証明した。

 実験では、地球の海と大気の主成分である水と窒素に、隕石の主成分の鉄、ニッケルや炭素を混ぜて、直径と高さが3センチのステンレス製カプセルに封入。このカプセルに厚さ2ミリのステンレス板を秒速約1キロで衝突させ、カプセル内を数千度、約6万気圧にした。 

 カプセル内で化学反応を起こした水溶液を分析した結果、タンパク質を作るアミノ酸の中では最も構造が簡単なグリシンや、アミノ酸のもとになる有機物ができていた。

 今回の実験で再現した衝撃は、比較的速度の遅い隕石落下に相当するという。

 研究グループは、「衝突が速すぎると、高熱で有機物は壊れる。今後の実験では、より複雑なアミノ酸も作られることを確かめたい」と話している。(小野晋史)

NY原油値上がり、一時50ドル突破 中東情勢が影響

2009年01月07日 01時07分46秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2009年1月6日23時35分朝日COM


 【ニューヨーク=丸石伸一】6日のニューヨーク商業取引所の原油市場は、国際指標となる米国産WTI原油の先物価格が朝の時間外取引で一時、前日終値より1.5ドル超高い1バレル=50.47ドルまで値上がりした。50ドルを上回るのは昨年12月初め以来約1カ月ぶり。

 イスラエル軍によるガザ攻撃が続き、停戦の見通しが立っていないことから、中東からの原油供給の継続を不安視する見方が強まっており、買い注文が膨らんだ。原油相場は中東情勢の悪化をきっかけに、5日まで年末年始をはさんで3営業日続けて値上がりしていた。

季節はずれのカツオ大漁 すさみ町で15トン水揚げ(和歌山)

2009年01月07日 01時05分02秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
1月6日17時15分配信 紀伊民報

 「すさみケンケン鰹」でブランド化を目指す、和歌山県すさみ町周参見の和歌山南漁協すさみ支所で5日、この時季としては非常に珍しい大量のカツオが揚がった。約10トンもあり4月の最盛期に匹敵する。同支所見老津連絡所でも約5トンの漁獲があり、漁協関係者は「1月にカツオが大漁になるなんて漁協始まって以来の珍事」とびっくり。県水産試験場(串本町)も「この時季にこれだけ揚がる理由は分からない」と驚いている。
 この日、すさみ支所は初競りで、午後2時に約1・5トン、同4時には約8・5トンが揚がった。船着き場は水揚げする漁船で混雑し、漁協の計量台前には荷車や軽トラックの行列ができた。1匹の重さは1・5~7・5キロとさまざま。最も高値が付いたのは約3キロのカツオで1キロ当たり1280円だった。
 漁師によると、前日の4日から釣れ出した。漁場は近く、沖合9~15キロに19~20度の潮が入ってきているという。
 同支所の岸正嗣参事は「本来初ガツオの走りは2月に入ってから。今回は『初ガツオ』とも『戻りガツオ』とも言えない」と困惑している。ベテラン漁師らは「こんなことは今までなかった。何か海で異変でも起こっているのか」と口をそろえる。
 県水産試験場は「黒潮北縁の膨らんだ暖かい海水部が周参見―串本沖に入り込んでいる。冷たい沿岸水との境辺りが漁場になったようだ」と話している。