3月末、知人のKさんにお誘いいただいたにも関わらず旅行直前だったため断念。
4月に入ってから、反日映画だ、公開中止続出などの大騒ぎ!?
「あぁ~、あの時行っていればよかった・・・もう見れないのかも?」残念~!
そんな中、騒ぎも収まったのか?東京地区でも公開している映画館があるのを知り、
先週火曜日大雨の日、こんな日なら満員ってことないんじゃないか?と渋谷へGO
シネアミューズWESTって東急本店の斜め前ね。楽勝~と確認して行ったのに・・・
道に迷ってしまった・・・
渋谷駅でいつもと違う出口から出ちゃったから~って、めっちゃおのぼりさんやんか。恥ずかし。
整理券も無く、警備の方もいらっしゃいませんでした。入りは70%ってところでしょうか。
**************
靖 国
**************
靖国神社に行ったことがありますか?
毎年8月が近づくと注目を浴びるこの神社。
行ってみなけりゃどういう場所なのかわからないと思い、数年前騒がしくない時期に行ってみました。
東京メトロ九段下から九段坂を歩き、
東京理科大の前にある第一鳥居から大村益次郎像を見て真っ直ぐ行くと本殿に。
右に曲がると宝物遺品展示館である遊就館。
最近はここの展示について、アメリカからも批判の声がありましたね。
昔々からの展示品が並び、見たかった昭和以降のコーナーに到達した頃に閉館のアナウンス
ありゃ~、もっと早起きして来るんだった…もう一回来なきゃダメねと帰路に。
九段下の駅から大勢の女性が列をなして・・・一体、何事?
韓国俳優リュ・シオンのコンサートで武道館へ向かう人の波でした。
韓国映画「ラブ・レター」「マラソン」「チャングム」「1%の奇跡」なんか好きですが、
このタイミングでは…ちょっと複雑な気分でした。
映画は8月15日靖国神社で繰り広げられていることを淡々と映し出しておりました。
戦死した家族に哀悼を捧げる家族、
軍服を着て行進する日本人。
合祀されている家族を帰してほしいと訴える台湾女性に日本人僧侶。
星条旗を持って、何故か小泉首相の参拝を応援するというアメリカ人。
追悼集会に参加する者、妨害する者、
靖国参拝反対を叫ぶ青年(日本人)と、その青年に「中国人は帰れ!」と追い返すおじさん。
(ここ、ちょっとくどいです)
8月15日に、毎年こんなことが繰り広げられていようとは…知らんかった~。
合間に、監督がインタビューをするも、淡々と日本刀を創る高知在住の90歳の現役刀匠。
この映画を見たほとんどの人がそうであるように、
想像したほど『反日』じゃないじゃな~いと、ちょっと肩透かしを食らったように感じました。
「反日映画では?」という報道と反響が大きかったから?
ただ、上記のくどいシーンと、
最後に日本人将校が日本刀を持ち、その前に座らされたアジア人という写真が何枚も写されること、
二人の将校が日本刀で100人斬りを争ったという新聞記事、
刀匠への、誘導かと思われる噛み合わないインタビュー、
からやっぱり?と思った程度でした。
ひとたび「ドキュメンタリー」と付くと、たとえ間違ったことが含まれていても、
公開されるとすべてのことは「真実」と受け取られる危険性があります。
「百聞は一見にしかず」と言う言葉通り映像には説得力があります。
意図しないものまで映し出すこともあれば、1のものが10くらいに見えることもある。
件のKさんから「文藝春秋」6月号に「靖国」の間違いを指摘した記事が出ていると伺い、
読んでみました。
筆者は以前読んだ本「靖国」の筆者坪内祐三さんではないですか!
「映画『靖国』が隠していること 誰も指摘しない重大な事実誤認がある」というタイトル。
いくつかのポイントをあげ、間違いを指摘し、
「李監督はこの映画で様々な情報やイメージの操作を行なっている」と断ずると共に、
「刀匠の姿を多くの人に見てもらうためにも上映中止にすべきではない」と結んでおられます。
靖国神社の御神体は「日本刀」ではなく「神剣と神鏡」であるということを始め、
「はぁ~、そういうことか」と納得。
坪内氏のスタンスが右か左かはわかりませんが、
靖国神社の「招魂斎庭跡」が駐車場に変わったことを知り、340ページに及ぶ本を書いた方だからこそわかる指摘がありました。
ちょっと本を読んだくらい(私です)じゃあわかりません。
映画はやはり中立ぽく見えるけれど監督のある意図が見えてきます。
文化庁から出た750万円の助成金が妥当かどうかの検証に、
国会議員の先生方が試写を見られたそうですが、皆さんどのような感想をおもちになったのでしょうか?
是非、聞きたいなぁ~。
問題提起をした女性議員さんは、映画の中に右側として登場しておられたようです。
この内容に納得されたのでしょうか?
マスコミはこの映画の上映の是非について「表現の自由」を軸に報道しているが、この映画の内容の真偽や議員諸氏の感想には全く触れていません。
マスコミは上映するかしないかだけで、内容の真偽を検証した報道をしなくてええの?
数日前やっと広島で公開されたというニュースを見たが、
年配の方々ですら「騒ぐような反日描写はなかった」という感想でした。
この映画を見て、「そういうことだったのね~」という感想が一番怖いんじゃあないのかなぁ。
文化庁は坪内氏のような方に資金を出して「本当の靖国」を作ってもらうべきじゃないの?
氏の本によると、
九段という場所にある理由や、私達の持つ靖国神社のイメージからかけ離れた、
モダンでハイカラな庶民の憩いの場として海外のサーカス・競馬・相撲・プロレスなんかも行われていたとありました。ビックリ
記憶が薄れているので、読み返さなくちゃ・・・。
この映画は海外でも、日本の外国人記者クラブでも上映されています。
誤解を生まないためにも、
外国人監督が間違った知識に基づいた映画を作ったと批判するのではなく、
日本人が正しい知識を踏まえ、右にも左にも傾かないど真ん中の立場で映画を創るべきではないでしょうか?
日本に住んでいると自分が日本人であることを意識する機会はほとんどありません。
オリンピックやワールドカップで国旗を振り、頬に国旗をペイントし、
「ニッポン」という掛け声を聞く時くらいです。
スポーツって、ある意味国威高揚と愛国心を再確認する場ですよね。
遥か昔20代の頃、ショッキングな経験をしました。
英語のクラスで初対面の韓国女性から「私って透明人間?」と思うほど、完全に無視をされたのです。
人からこんな扱いを受けたことがなかったので、かなりショックでした。
程なく彼女が無視するのは、私個人ではなく、日本人に対してであることに気付きました。
結局詳しい理由はわからずじまいですが、
過去の歴史からくる反日感情であったことは間違いないでしょう。
自分が日本人であることを強く意識した瞬間でした。
幸い、韓国人を含め、他のアジアの方々とは仲良くなれましたが・・・
海外、特にアジアの国々に行く際には、
日本人であるということがどういうものを背負っているのかということを知っておくべきでしょう。
戦後世代であっても、はるか昔の、遠いことでは済まされませ~ん。
靖国問題と言われる、A級戦犯分祀、首相参拝、政教分離など、
何とか解決できないもんですかねぇ~。
今回、めっちゃ堅い話になりました。たまには真面目なとこも見せとかんとね。
次回は、政治も宗教も全く関係ねぇ~「幸せになるための27のドレス」を予定しています。
***** 今週 の 映画 *****
5月27日 「ディッキー・ロバーツ 僕は元子役スター」 DVD
大人になった子役スター奮闘記 笑いあり涙あり、思いがけず良い映画
「ドライビング ミス・デイジー」 DVD
5月28日 「幸せになるための27のドレス」先行上映 TOHOシネマズ海老名
4月に入ってから、反日映画だ、公開中止続出などの大騒ぎ!?
「あぁ~、あの時行っていればよかった・・・もう見れないのかも?」残念~!
そんな中、騒ぎも収まったのか?東京地区でも公開している映画館があるのを知り、
先週火曜日大雨の日、こんな日なら満員ってことないんじゃないか?と渋谷へGO
シネアミューズWESTって東急本店の斜め前ね。楽勝~と確認して行ったのに・・・
道に迷ってしまった・・・
渋谷駅でいつもと違う出口から出ちゃったから~って、めっちゃおのぼりさんやんか。恥ずかし。
整理券も無く、警備の方もいらっしゃいませんでした。入りは70%ってところでしょうか。
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靖 国
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靖国神社に行ったことがありますか?
毎年8月が近づくと注目を浴びるこの神社。
行ってみなけりゃどういう場所なのかわからないと思い、数年前騒がしくない時期に行ってみました。
東京メトロ九段下から九段坂を歩き、
東京理科大の前にある第一鳥居から大村益次郎像を見て真っ直ぐ行くと本殿に。
右に曲がると宝物遺品展示館である遊就館。
最近はここの展示について、アメリカからも批判の声がありましたね。
昔々からの展示品が並び、見たかった昭和以降のコーナーに到達した頃に閉館のアナウンス
ありゃ~、もっと早起きして来るんだった…もう一回来なきゃダメねと帰路に。
九段下の駅から大勢の女性が列をなして・・・一体、何事?
韓国俳優リュ・シオンのコンサートで武道館へ向かう人の波でした。
韓国映画「ラブ・レター」「マラソン」「チャングム」「1%の奇跡」なんか好きですが、
このタイミングでは…ちょっと複雑な気分でした。
映画は8月15日靖国神社で繰り広げられていることを淡々と映し出しておりました。
戦死した家族に哀悼を捧げる家族、
軍服を着て行進する日本人。
合祀されている家族を帰してほしいと訴える台湾女性に日本人僧侶。
星条旗を持って、何故か小泉首相の参拝を応援するというアメリカ人。
追悼集会に参加する者、妨害する者、
靖国参拝反対を叫ぶ青年(日本人)と、その青年に「中国人は帰れ!」と追い返すおじさん。
(ここ、ちょっとくどいです)
8月15日に、毎年こんなことが繰り広げられていようとは…知らんかった~。
合間に、監督がインタビューをするも、淡々と日本刀を創る高知在住の90歳の現役刀匠。
この映画を見たほとんどの人がそうであるように、
想像したほど『反日』じゃないじゃな~いと、ちょっと肩透かしを食らったように感じました。
「反日映画では?」という報道と反響が大きかったから?
ただ、上記のくどいシーンと、
最後に日本人将校が日本刀を持ち、その前に座らされたアジア人という写真が何枚も写されること、
二人の将校が日本刀で100人斬りを争ったという新聞記事、
刀匠への、誘導かと思われる噛み合わないインタビュー、
からやっぱり?と思った程度でした。
ひとたび「ドキュメンタリー」と付くと、たとえ間違ったことが含まれていても、
公開されるとすべてのことは「真実」と受け取られる危険性があります。
「百聞は一見にしかず」と言う言葉通り映像には説得力があります。
意図しないものまで映し出すこともあれば、1のものが10くらいに見えることもある。
件のKさんから「文藝春秋」6月号に「靖国」の間違いを指摘した記事が出ていると伺い、
読んでみました。
筆者は以前読んだ本「靖国」の筆者坪内祐三さんではないですか!
「映画『靖国』が隠していること 誰も指摘しない重大な事実誤認がある」というタイトル。
いくつかのポイントをあげ、間違いを指摘し、
「李監督はこの映画で様々な情報やイメージの操作を行なっている」と断ずると共に、
「刀匠の姿を多くの人に見てもらうためにも上映中止にすべきではない」と結んでおられます。
靖国神社の御神体は「日本刀」ではなく「神剣と神鏡」であるということを始め、
「はぁ~、そういうことか」と納得。
坪内氏のスタンスが右か左かはわかりませんが、
靖国神社の「招魂斎庭跡」が駐車場に変わったことを知り、340ページに及ぶ本を書いた方だからこそわかる指摘がありました。
ちょっと本を読んだくらい(私です)じゃあわかりません。
映画はやはり中立ぽく見えるけれど監督のある意図が見えてきます。
文化庁から出た750万円の助成金が妥当かどうかの検証に、
国会議員の先生方が試写を見られたそうですが、皆さんどのような感想をおもちになったのでしょうか?
是非、聞きたいなぁ~。
問題提起をした女性議員さんは、映画の中に右側として登場しておられたようです。
この内容に納得されたのでしょうか?
マスコミはこの映画の上映の是非について「表現の自由」を軸に報道しているが、この映画の内容の真偽や議員諸氏の感想には全く触れていません。
マスコミは上映するかしないかだけで、内容の真偽を検証した報道をしなくてええの?
数日前やっと広島で公開されたというニュースを見たが、
年配の方々ですら「騒ぐような反日描写はなかった」という感想でした。
この映画を見て、「そういうことだったのね~」という感想が一番怖いんじゃあないのかなぁ。
文化庁は坪内氏のような方に資金を出して「本当の靖国」を作ってもらうべきじゃないの?
氏の本によると、
九段という場所にある理由や、私達の持つ靖国神社のイメージからかけ離れた、
モダンでハイカラな庶民の憩いの場として海外のサーカス・競馬・相撲・プロレスなんかも行われていたとありました。ビックリ
記憶が薄れているので、読み返さなくちゃ・・・。
この映画は海外でも、日本の外国人記者クラブでも上映されています。
誤解を生まないためにも、
外国人監督が間違った知識に基づいた映画を作ったと批判するのではなく、
日本人が正しい知識を踏まえ、右にも左にも傾かないど真ん中の立場で映画を創るべきではないでしょうか?
日本に住んでいると自分が日本人であることを意識する機会はほとんどありません。
オリンピックやワールドカップで国旗を振り、頬に国旗をペイントし、
「ニッポン」という掛け声を聞く時くらいです。
スポーツって、ある意味国威高揚と愛国心を再確認する場ですよね。
遥か昔20代の頃、ショッキングな経験をしました。
英語のクラスで初対面の韓国女性から「私って透明人間?」と思うほど、完全に無視をされたのです。
人からこんな扱いを受けたことがなかったので、かなりショックでした。
程なく彼女が無視するのは、私個人ではなく、日本人に対してであることに気付きました。
結局詳しい理由はわからずじまいですが、
過去の歴史からくる反日感情であったことは間違いないでしょう。
自分が日本人であることを強く意識した瞬間でした。
幸い、韓国人を含め、他のアジアの方々とは仲良くなれましたが・・・
海外、特にアジアの国々に行く際には、
日本人であるということがどういうものを背負っているのかということを知っておくべきでしょう。
戦後世代であっても、はるか昔の、遠いことでは済まされませ~ん。
靖国問題と言われる、A級戦犯分祀、首相参拝、政教分離など、
何とか解決できないもんですかねぇ~。
今回、めっちゃ堅い話になりました。たまには真面目なとこも見せとかんとね。
次回は、政治も宗教も全く関係ねぇ~「幸せになるための27のドレス」を予定しています。
***** 今週 の 映画 *****
5月27日 「ディッキー・ロバーツ 僕は元子役スター」 DVD
大人になった子役スター奮闘記 笑いあり涙あり、思いがけず良い映画
「ドライビング ミス・デイジー」 DVD
5月28日 「幸せになるための27のドレス」先行上映 TOHOシネマズ海老名