映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

グレイズ・アナトミー

2008-05-11 | TVドラマ
連休明けはいけません~。
体も頭も気力もいまひとつ。
やっぱり、休みは始まる直前がワクワクして楽しいなぁ~。


昔からアメリカのテレビドラマは面白い!
子供の頃からど~っぷりはまっております。
このブログの第1回目で、子供の頃の懐かしのアメリカTVドラマの思い出を書きましたが、
その時その時の生活や社会情勢、風俗を反映しており、昔のドラマの再放送を見ると、
結構面白い発見があります。


NHKのBS放送は半年交代、「アグリー・ベティー」「デスパレートな妻たち」が終わり、
「4月からは「ER」の番ね、前回のラストはどんなだったっけ?」などと思っていたのに・・・
どうしちゃったんでしょう?何のお知らせも無く韓国ドラマでしらんぷりですか?
まさかこのまま打ち切りじゃないよね~?
昨年からアカデミー賞発表直前まで続いた脚本家協会のストの影響?
な~んてことないよ、ね?

今期のNHKアメリカドラマは「ダメージ」。
前々回の「フィクサー」よりダークでおどろおどろしい弁護士ドラマ。
グレン・クロースの恐ろしさは「危険な情事 FATAL ATTRACTION」以来消えません。
怖いもの見たさに来週も見るぞ~


「24」や「LOST」も面白いとは聞くけれど、もう既にシーズン5とか6なんて
今さら一から見る気力も体力も時間も無く、アッカ~ン、自粛です。


ケーブルTVで3月に終了した「HEROS」「ブラザーズ・アンド・シスターズ」は
第2シーズンまでおあずけ。
「ダメージ」一本じゃ、ちょっと寂しいな・・・で、
3月から始まった「グレイズ・アナトミー」なら、今からでも追いつけるかなぁ?
昔からわりと好きなパトリック・デンプシー主演だし~、
とDVDを借りたが最後、
先が見たくて連休中は「アナトミー祭り」状態、一気に見てしまいました。
ちょっとした中毒状態?
1週間待たずとも、レンタルすれば先がどんどん見られるという誘惑に負けてしまった・・・

でも、シーズン1、2を一気に見るのは暴挙だったかも。
DVD17枚、全36話。
さすがに、疲れた~。
いくら連休中で時間があったからって、あれもこれもやろうと意気込んでいたのに・・・
あれもこれも手付かずのまま。
「お馬鹿さん~」、の声が聞こえる・・・



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  グレイズ・アナトミー GREY'S ANATOMY /恋の解剖学

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アメリカABCテレビで2005年3月から放送されているTVドラマ。
外科医インターンとしてシアトルの病院にやって来たメレディス・グレイ(エレン・ポンピオ)。
           
出勤初日、前日に一夜限りの関係をもったデレク・シェパード(パトリック・デンプシー)が
同病院の外科医であることを知る。
厳しい現実にぶつかりながら、外科インターンとして働く主人公たちの仕事に恋に、
成長していく姿を描く医療ヒューマン・ドラマです。

タイトルは著名な医学書、ヘンリー・グレイの人体解剖学の本「グレイの解剖学(Gray's Anatomy) 」
をもじっているそうです。
ちなみに、主人公メレディスの苗字グレイはGreyです。

エミー賞やゴールデン・グローブ賞はじめ数々の賞を獲得しています。


アメリカTVドラマの3本柱といえば「医療もの」「警察もの」「弁護士もの」。
今もこのジャンルは健在です、というか永遠に不滅です~。

昔から、何故医療ドラマが多いのか?何故医療ドラマは人気が高いのか?
記憶にある古い医療ものといえば「外科医ギャノン」。
以降「マッシュ」「ER」「Dr.HOUSE」に「グレイズ・アナトミー」まで。
日本でも、「白い巨塔」「ブラックジャックによろしく」「救命病棟24時」など。
「宮廷女官チャングム」も後半は医療ものと言っていいのかも?
大森一樹監督の「ヒポクラテスたち」は医者の卵の話でしたっけ。

病院って、行かずに済めばそれにこしたことはない場所です。
でも残念ながら、誰もがお世話になる可能性のある所。
そこには、生と死に直面するドラマがある。

患者の立場しか知らない私達が、医者の立場を垣間見ることができ、
患者の前で絶対の権力者である医者にも、悩みもあれば迷いもあるということを知る。
認知症の母がいたり、
10代で生んだ子供を養子に出していたり、
父の暴力から母を救うために学生時代レスリングをやっていた等々。
そういう経験が、患者さんと触れ合う中で生きてくる。

毎回様々な病気、事故で運び込まれる患者を通して、その時々の社会を反映するような問題が
描かれている。

    
左からジョージ、イジー、アレックス、クリスティーナ、メレディスのインターン5人。
育った環境、経歴も異なる5人は、火花を散らし毎回手術患者を取り合うライバルでありながら、
外科医になるという同じ目標に向かって頑張る同士の関係でもある。
このバランスがとってもアメリカ的。

アメリカの医学部の授業料は高額で、ローンを組んで何年もその返済に追われ、
医者になっても訴えられたときのためにこれまた高額の保険をかなければならず、
廃業する人も増えているらしい。
インターンは週80~110時間勤務で私生活も無くぼろぼろになりながら必死に頑張る。
家に帰るのが面倒だと病院に住み込む医者も登場する。
別の病院のインターンが、患者を助ける為に徹夜し、家に帰る途中一瞬睡魔に襲われ事故を起こし
妊婦を死なせてしまう。
一人の患者を救ったことで、別の一人を死なせてしまったエピソードは辛く悲しい。

本当に医者になりたいという強い気持ちがなければ、とてもじゃないが務まらないお仕事ですね。
医者は、なるのも、なってからでも大変のようです。


恋愛に関していえば、「ER」でも思ったけれど、狭い人間関係の中でひっついたり別れたり。
でもこんなに長時間働き詰めなら他で探す余裕はないかもね。


毎回、番組の始めに主人公メレディスの投げかける問題提起や疑問と、
エピソードを通して導き出す結論のモノローグがとってもいいんです。

「デスパレートな妻たち」「セックス・アンド・ザ・シティー」でも、
毎回テーマになるような語りがあって、なかなか哲学的。
説教くさくなく、お涙ちょうだいでも、気恥ずかしくなるようなくさい台詞でもなく、
思わず書き留めておきたくなるような、説得力のある言葉がいい~
メモメモ。
なんでこんなに脚本がうまいんでしょう?



上司であり、主人公の恋人である脳外科医デレク・シェパードを演じるのは
ピープル誌が選ぶセクシー男優NO.2のパトリック・デンプシー。
「魔法にかけられて」でジゼルとハッピーエンドになる弁護士さんでした。
NO.1は誰なんでしょ?ジョニデ?ブラピ?
ドラマの中で、彼のあだ名は「McDreamy」、夢のような色男という意味です。
この言葉はアメリカで流行語のなったそうな。
 
イジー役のキャサリン・へイグルは近々公開の「幸せになるための27のドレス 27 DRESSES」で、
「魔法にかけられて」の王子役ジェームズ・マーズデンと競演、ラブコメの女王になる日も近いかも。
    
インターン仲間のジョージ、ナチと呼ばれる厳しい上司ベイリーも好きなキャラです。

一体続きはどうなるのか?シーズン3のDVD発売が待たれます。
WOWWOWはシーズン4放映ですって!残念。

 
時々見る「BONES」は解剖といっても検死autopsyです。
これも面白い!
あぁ、やっぱりアメリカTVドラマは止められませんなぁ~。

  
  ***** 今週 見た 映画 *****

 5月 4日 グレイズ・アナトミーシーズン2 ⑭⑮⑯⑰ 

 5月 5日 グレイズ・アナトミーシーズン2 ⑱⑲⑳21、22 

 5月 6日 グレイズ・アナトミーシーズン2 23、24、25、26

 5月 9日 「ハリウッドランド」DVD スーパーマン俳優の死をめぐるサスペンス