本年度アカデミー賞最多9部門ノミネート。
作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門で受賞
主演のマイケル・キートンはゴールデングローブ主演男優賞受賞です
前評判もよく、かなり期待して見てきたのですが・・・
非常にユニークで不思議な映画でした。
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バードマン あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡
Birdman or The Unexpected Virture of Ignorance
*********************************
< ストーリー >
かつてヒーロー映画「バードマン」で人気を博した俳優リーガン・トムソン。
起死回生、再起をかけて、自ら脚本・脚色・主演でブロードウェイの舞台に挑もうとした矢先、
共演者が怪我をして降板。代役に迎えた実力派俳優マイク・シャイナーはトラブルメーカーだ。
資金繰りが苦しい中、トラブル続きでリーガンは、次第に精神的に追い詰められていく。
果たして無事に舞台を務めることができるのか?辛口批評家から高評価を得ることができるのか?
ざっくり言うと、かつての栄光を引きずりどん底にいる男が再起をかけて奮闘する物語。
見応えはある。
ドラムを基調にした音楽も、独特のムードを盛り上げるのに効果的。
劇場の舞台裏、狭い通路や楽屋を長回しで撮る映像は迫力がある。
現実と主人公リーガンの妄想(心の声)が交錯し、かつてのヒーロー「バードマン」が登場し、
ネガティブな言葉をリーガンに吹き込む。
空想の中でリーガンはスーパーヒーローパワーで空を飛ぶ。
リーガンをはじめは登場人物はみんな崖っぷちでキレっキレ。
付き人をやっているリーガンの娘サムも薬中リハビリ中でかなりヤバい。
エマ・ストーンってこんなに目が大きかった?!こぼれそうで怖かった。
唯一感情を抑え舞台の成功を願って奔走するプロデューサーを演じるのが、いつもキレ役の
ザック・ガリフィアナキスというのが笑える。
マイケル・キートン ナオミ・ワッツ ザック・ガリフィアナキス
崖っぷちリーガンは楽屋で暴れ、代役マイクも演技はスゴイが自分勝手でリーガンを
利用して目立とうと目論む男。
代役を演じるのはエドワード・ノートン(右)
新聞の批評家から「あんたは俳優ではなく単なる有名人」と面と向かってこき下ろされ
挙句に初日で酷評して打ち切りよと冷たくあしらわれるリーガン。
つまり…映画に出る人は俳優ではなく有名なだけってこと?厳しいね。
テンパるリーガンを演じるマイケル・キートンは元バットマンで、
対抗するエドワード・ノートンは元超人ハルク。
ふたりの演技はアカデミーノミネート(受賞していたとしても)納得の迫力でした。
二人ともパンツ一丁姿をスクリーンに曝して頑張ったのに…受賞ならずは残念。
昔からノートンのファンなのですが、上手いのに今一つ主演作品に恵まれないなぁ。
ブロードウェイの舞台裏を赤裸々に描く本作。
どの俳優も鬼気迫る演技で圧倒されます。
初日の舞台で何が起こるかは予想範囲内で終了かと思ったら…
予想外の展開によくわからない結末。
サムの表情から悲劇ではなさそうだけれど、あれってどう解釈すればいいの?
私の中ではマイケル・キートンは1989年の「バッドマン」より
1983年の「ミスター・マム Mr.Mom」と1986年の「ガン・ホー Gung Ho」です。
「ガン・ホー」はロン・ハワード監督作でアメリカに進出した日本の自動車企業を舞台に日米摩擦を
描く喜劇でかなり誤解された日本像でしたが最後はめでたしの喜劇で、日本から山村聡さんが出演
されていました。
***** 見た 映画 *****
4月15日 「バードマン」@TOHOシネマズ海老名
4月16日 「陽だまりハウスでマラソンを」@ヒューマントラスト有楽町 ドイツ映画
作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門で受賞
主演のマイケル・キートンはゴールデングローブ主演男優賞受賞です
前評判もよく、かなり期待して見てきたのですが・・・
非常にユニークで不思議な映画でした。
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バードマン あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡
Birdman or The Unexpected Virture of Ignorance
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< ストーリー >
かつてヒーロー映画「バードマン」で人気を博した俳優リーガン・トムソン。
起死回生、再起をかけて、自ら脚本・脚色・主演でブロードウェイの舞台に挑もうとした矢先、
共演者が怪我をして降板。代役に迎えた実力派俳優マイク・シャイナーはトラブルメーカーだ。
資金繰りが苦しい中、トラブル続きでリーガンは、次第に精神的に追い詰められていく。
果たして無事に舞台を務めることができるのか?辛口批評家から高評価を得ることができるのか?
ざっくり言うと、かつての栄光を引きずりどん底にいる男が再起をかけて奮闘する物語。
見応えはある。
ドラムを基調にした音楽も、独特のムードを盛り上げるのに効果的。
劇場の舞台裏、狭い通路や楽屋を長回しで撮る映像は迫力がある。
現実と主人公リーガンの妄想(心の声)が交錯し、かつてのヒーロー「バードマン」が登場し、
ネガティブな言葉をリーガンに吹き込む。
空想の中でリーガンはスーパーヒーローパワーで空を飛ぶ。
リーガンをはじめは登場人物はみんな崖っぷちでキレっキレ。
付き人をやっているリーガンの娘サムも薬中リハビリ中でかなりヤバい。
エマ・ストーンってこんなに目が大きかった?!こぼれそうで怖かった。
唯一感情を抑え舞台の成功を願って奔走するプロデューサーを演じるのが、いつもキレ役の
ザック・ガリフィアナキスというのが笑える。
マイケル・キートン ナオミ・ワッツ ザック・ガリフィアナキス
崖っぷちリーガンは楽屋で暴れ、代役マイクも演技はスゴイが自分勝手でリーガンを
利用して目立とうと目論む男。
代役を演じるのはエドワード・ノートン(右)
新聞の批評家から「あんたは俳優ではなく単なる有名人」と面と向かってこき下ろされ
挙句に初日で酷評して打ち切りよと冷たくあしらわれるリーガン。
つまり…映画に出る人は俳優ではなく有名なだけってこと?厳しいね。
テンパるリーガンを演じるマイケル・キートンは元バットマンで、
対抗するエドワード・ノートンは元超人ハルク。
ふたりの演技はアカデミーノミネート(受賞していたとしても)納得の迫力でした。
二人ともパンツ一丁姿をスクリーンに曝して頑張ったのに…受賞ならずは残念。
昔からノートンのファンなのですが、上手いのに今一つ主演作品に恵まれないなぁ。
ブロードウェイの舞台裏を赤裸々に描く本作。
どの俳優も鬼気迫る演技で圧倒されます。
初日の舞台で何が起こるかは予想範囲内で終了かと思ったら…
予想外の展開によくわからない結末。
サムの表情から悲劇ではなさそうだけれど、あれってどう解釈すればいいの?
私の中ではマイケル・キートンは1989年の「バッドマン」より
1983年の「ミスター・マム Mr.Mom」と1986年の「ガン・ホー Gung Ho」です。
「ガン・ホー」はロン・ハワード監督作でアメリカに進出した日本の自動車企業を舞台に日米摩擦を
描く喜劇でかなり誤解された日本像でしたが最後はめでたしの喜劇で、日本から山村聡さんが出演
されていました。
***** 見た 映画 *****
4月15日 「バードマン」@TOHOシネマズ海老名
4月16日 「陽だまりハウスでマラソンを」@ヒューマントラスト有楽町 ドイツ映画