先週横浜の単館上映を見逃した~と思っていた本作、もうDVDが出ていました。
ドミニ~ク、ニク、ニク私と同世代の人なら知らない人はいないんじゃぁないでしょうか?
今でもメロディーや歌詞が断片的に記憶に残っています。
でも、歌っていたのに「ドミニク」が誰なのか?・・・気にもしていなかったことに、自分ながら驚いています。
「ドミニ~ク、ニク、ニク」というリズムの良さと、透明感のある清らかな雰囲気に、歌詞の意味など
気にならなかったのかも?
いま振り返れば、昭和の流行歌(この言葉自体が古いなぁ~)ってどう考えても子供が歌う歌じゃないでしょう?って歌詞が結構ありますよね。
「あなたが噛んだ、小指が痛い」ってな意味深な歌詞を、小学生が合唱してたもんなぁ
************************
シスタースマイル ドミニクの歌
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私が覚えているのは、ペギー葉山さんだったのか? NHKの「みんなの歌」か?
この映画を見て「ドミニク」が「聖ドミニコ」だったこと、修道女が歌った伝道の歌だったことを
始めて知りました。
あの歌の裏に、こんなドラマがあったとは?!
映画のジャニーヌ ご本人ジャンヌのレコードジャケット
< ストーリー >
1950年代末のベルギー。自分の将来を決めかねていたジャニーヌは、アフリカで救援活動や美術学校に
通うなどあれやこれやと夢見ていた。
母はそんな娘を早く結婚させて家業のパン屋を継がせようと、彼女が語る夢に聞く耳を持たない。
母への反発と「本能に従え」という神父の言葉に、ジャニーヌは家を出て生きる意味と安息を求め
ドミニコ教会の修道院に入る。厳格な規律に反発しながらも、音楽の才能を開花させ修道会の聖人ドミニク(Saint Dominic スペイン語でDomingo)を讃える歌「ドミニク」が世界中で大ヒットとなり一躍時の人に。
しかし、その後・・・。
彼女の本名はジャンヌ=ポール・マリ・デッケルス、芸名はスール・スーリール(シスター・スマイル)。
映画の中では彼女の年齢はよくわからないけれど、純粋に心のままに行動する方だったようです。
音楽という表現方法を使って信仰を広めたいという素直な思いが、
修道院の規則や思惑、カトリックの戒律と衝突し、彼女の居場所を奪っていく。
ピュアなのか? 世間知らずなのか? 不器用なのか?
ビートルズやプレスリーをも凌ぐ世界的な大ヒットを飛ばすなんて・・・、彼女自身も、教会も
全く予想もしていなかったってことが悲劇の始まりだったかも?
有名になること、ヒットを飛ばすこと=幸せではなくて、人生を狂わすこともあるのですねぇ。
テレビでは「一発屋」などと呼んで「あの人は今」なんて失礼な企画があるけれど、
一発でも飛ばして人気を博すってことは凄いことですよ!
著作権は教会に帰属していたにもかかわらず、ベルギー政府は彼女に高額の印税を課し、
教会もレコード会社も知らんぷり。そして彼女が選んだ道は・・・。
爽やかな歌声と彼女の人生のギャップが痛い。
1933年に生まれ、1963年「ドミニク」の大ヒット、1985年に51歳で生涯を閉じられました。
今になって何故「ドミニク」なの?と思ったら、
「ザ・シンギング・ナンの悲劇的で恐ろしい生涯 The Tragic and Horrible Life of the Singing Nun」という
芝居が1996年オフ・ブロードウェイで上演され、2006年にミュージカル化、
そして今回の映画という流れみたいですね。
死後10年を経て、彼女の人生に注目し舞台化した方(ブレア・フェルさん)もすごいですねぇ。
ポスターを見てもメガネにシスターの服装で誰が主演なのかわかりませんでしたが、
「モンテーニュ通りのカフェ」のセシル・ド・フランスじゃぁないですか?!
ショートカットがキュートなユニセックスな感じの個性的な女優さんです。
次回作はイーストウッド監督作品「ヒアアフター」だそうで、楽しみです。
***** 見た 映画 *****
11月30日 「ロシュフォールの恋人たち」DVD カトリーヌ・ドヌーブ主演ミュージカル
12月 1日 「運命のボタン THE BOX」DVD キャメロン・ディアス主演
「シスタースマイル ドミニクの歌」DVD
12月 2日 「リッキー」@渋谷BUNKAMURA
ドミニ~ク、ニク、ニク私と同世代の人なら知らない人はいないんじゃぁないでしょうか?
今でもメロディーや歌詞が断片的に記憶に残っています。
でも、歌っていたのに「ドミニク」が誰なのか?・・・気にもしていなかったことに、自分ながら驚いています。
「ドミニ~ク、ニク、ニク」というリズムの良さと、透明感のある清らかな雰囲気に、歌詞の意味など
気にならなかったのかも?
いま振り返れば、昭和の流行歌(この言葉自体が古いなぁ~)ってどう考えても子供が歌う歌じゃないでしょう?って歌詞が結構ありますよね。
「あなたが噛んだ、小指が痛い」ってな意味深な歌詞を、小学生が合唱してたもんなぁ
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シスタースマイル ドミニクの歌
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私が覚えているのは、ペギー葉山さんだったのか? NHKの「みんなの歌」か?
この映画を見て「ドミニク」が「聖ドミニコ」だったこと、修道女が歌った伝道の歌だったことを
始めて知りました。
あの歌の裏に、こんなドラマがあったとは?!
映画のジャニーヌ ご本人ジャンヌのレコードジャケット
< ストーリー >
1950年代末のベルギー。自分の将来を決めかねていたジャニーヌは、アフリカで救援活動や美術学校に
通うなどあれやこれやと夢見ていた。
母はそんな娘を早く結婚させて家業のパン屋を継がせようと、彼女が語る夢に聞く耳を持たない。
母への反発と「本能に従え」という神父の言葉に、ジャニーヌは家を出て生きる意味と安息を求め
ドミニコ教会の修道院に入る。厳格な規律に反発しながらも、音楽の才能を開花させ修道会の聖人ドミニク(Saint Dominic スペイン語でDomingo)を讃える歌「ドミニク」が世界中で大ヒットとなり一躍時の人に。
しかし、その後・・・。
彼女の本名はジャンヌ=ポール・マリ・デッケルス、芸名はスール・スーリール(シスター・スマイル)。
映画の中では彼女の年齢はよくわからないけれど、純粋に心のままに行動する方だったようです。
音楽という表現方法を使って信仰を広めたいという素直な思いが、
修道院の規則や思惑、カトリックの戒律と衝突し、彼女の居場所を奪っていく。
ピュアなのか? 世間知らずなのか? 不器用なのか?
ビートルズやプレスリーをも凌ぐ世界的な大ヒットを飛ばすなんて・・・、彼女自身も、教会も
全く予想もしていなかったってことが悲劇の始まりだったかも?
有名になること、ヒットを飛ばすこと=幸せではなくて、人生を狂わすこともあるのですねぇ。
テレビでは「一発屋」などと呼んで「あの人は今」なんて失礼な企画があるけれど、
一発でも飛ばして人気を博すってことは凄いことですよ!
著作権は教会に帰属していたにもかかわらず、ベルギー政府は彼女に高額の印税を課し、
教会もレコード会社も知らんぷり。そして彼女が選んだ道は・・・。
爽やかな歌声と彼女の人生のギャップが痛い。
1933年に生まれ、1963年「ドミニク」の大ヒット、1985年に51歳で生涯を閉じられました。
今になって何故「ドミニク」なの?と思ったら、
「ザ・シンギング・ナンの悲劇的で恐ろしい生涯 The Tragic and Horrible Life of the Singing Nun」という
芝居が1996年オフ・ブロードウェイで上演され、2006年にミュージカル化、
そして今回の映画という流れみたいですね。
死後10年を経て、彼女の人生に注目し舞台化した方(ブレア・フェルさん)もすごいですねぇ。
ポスターを見てもメガネにシスターの服装で誰が主演なのかわかりませんでしたが、
「モンテーニュ通りのカフェ」のセシル・ド・フランスじゃぁないですか?!
ショートカットがキュートなユニセックスな感じの個性的な女優さんです。
次回作はイーストウッド監督作品「ヒアアフター」だそうで、楽しみです。
***** 見た 映画 *****
11月30日 「ロシュフォールの恋人たち」DVD カトリーヌ・ドヌーブ主演ミュージカル
12月 1日 「運命のボタン THE BOX」DVD キャメロン・ディアス主演
「シスタースマイル ドミニクの歌」DVD
12月 2日 「リッキー」@渋谷BUNKAMURA