涙がよく出る

▲オリンピック、グレコローマン77キロ級で金メダルを取ったのは俺が14歳の時の東京オリンピック以来だという。フリースタイルに比べイマイチ試合としては面白くないが、世界でも一番層が厚いと言われる階級で取ったのは日本人の身長というか、身体が全体的に大きくなって居るのだろう。しかし、この男、涙とは縁が無い野郎、心も身体も強かったのか。
▲女子の須崎選手も絶対王者、金メダルを期待された選手だが、1回戦で敗退した。本人は勿論関係者も驚きの敗退。気分を入れ替え､3位決定戦では相手を圧倒した。1回戦のちょっとした油断から敗退したが、柔道でもそうだが、ちょっと気を抜いたとか油断したら勝負は終わりなんだ、どっちに転んでもおかしくない紙一重の実力差なのだ。
▲優勝者インタビューとかメダルを獲った選手のインタビューを聞くと、何故か涙が出る。彼らが言うのは｢1人では取れなかった｣、｢周りの人の応援、サポートがあって｣とか、｢感謝の気持ちで一杯です｣等と言うと涙が溢れるのだ。熟々涙もろい初老だなと思う。年取ってから涙もろくなったのではない。ずぅっと若い頃から涙もろかった。涙を流し続けても未だ枯れないのだ。何しろ｢NHKのど自慢｣を見ても少なくても3，4回は涙する。

8月8日朝。8並びか。