好きなボクシング中継が昨夜あった。そして今日も内山君が試合する。誰か一緒に行く人がいれば会場に見に行きたいほどだ。
昨日の試合で興味があったのは井上の試合だ。似た試合として井岡選手が敗れた試合があった。井岡が勝つのではと思っていたが相手が上手く、逆に井岡選手は攻撃が単調すぎて完敗だった。こんなに差があったのかとがっくりした。
しかし、昨日の井上くん、強かった。ボクシング通の芸能人香川が興奮していたがまさにあの興奮を感じた。衝撃的な強さだった。
初回、最初のパンチで右フックを当てた。この一発で相手は警戒したはずだ。逆に井上くんは拳を痛めたようだが、後から思えばこれで勝負ありだった。2階級上げた関係で身体に芯が出来た,逞しい身体に変身していた。あのロマゴンにも勝てるかも知れない。目がいいこと、スピードがあること、パンチも重そうなこと、言うことなし、凄いチャンピオンが誕生した。12年間君臨したチャンピオンは攻撃パターンを何個か用意した、いろいろな引き出しをもっていたようだがそれを出させない力の差があった。井岡とは逆のパターンになったのだ。
確かにチャンピオンの衰えを感じた。余計にそう感じさせたのは井上の勢いだ。それなりの挑戦者なら上手く誤魔化され、あしらわれてしまうだろう。井上はいとも簡単に打ち破ったのだ。チャンピオンがテンカウントを数えられた後、立ち上がって自コーナーに歩き出した。2歩ほど歩いたら再び膝を付いた。凄いパンチだったのだ。
村田くんの試合を見た感想はパンチのキレが金メダリストらしくない、スタミナはついてきたのか、全体的にちょっと物足りないな、だ。相手がタフだったかも知れないがこの階級ではあれだけパンチを当てればダウンの1つや2つとれなければ世界では戦っていけない。自分では「まずまず」満足の試合だったようだが、イマイチ成長していない、そんな感じを受けた。世界は無理だな。
八重樫くんはロマゴンとの試合の疲労が抜けていなかった。パンチドランカー気味の身体で試合した。あの壮絶な試合から3ヶ月では疲労が抜けていない。全然スタミナというか打たれ強さがなかった。逆に打たれ弱くなっていた。引退だ。
リナレス、心配だったのは打たれ弱さだったが、一発のパンチで圧倒した。3試合のうち、井上の試合が衝撃的で後の試合は物足りなさを感じた。いゃー凄かった。
12月31日朝。大晦日か。今日も好きがボクシンが見られる。