元ベース弾きの田舎暮らしは

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「カレッジ ブルー」

2010年12月07日 | 作曲家 保科洋
忙しい岡山での週末。

美大に公募推薦で合格した四女に「良かったね」とねぎらいの言葉を。
しかし 娘はのんびりする暇もなく、入学後の準備でまだまだ画塾に入り浸り。
画塾の課題の小論文の締め切りに四苦八苦しています。
娘から「マリッジブルー」をもじった「カレッジブルー」なる言葉を教わりました。

土曜日の岡大オケの定演では、後輩たちのがんばりにも感動。
難しい曲をさらりとやってのけます。
マーラーの「巨人」。コントラバスのソロの場面では、元C.Bのこちらが緊張します。
フォルテッシモの合間のメロディの美しさを弦が歌い上げます。なんと抒情的!
保科先生がマーラーを好む理由がわかりました。

「レ・プレリュード」に対する自分の感情にも驚きました。
開始早々、自分の学生時代の練習風景と当時の想いが再現されたのです。
学生生活とオケの活動、将来への漠然とした不安。それを癒してくれた音楽。
クライマックスに向かって、徐々に盛り上がる響きを聴きながら、胸が詰まったのです。
涙でステージがぼやけます。歳とともに涙腺が弱るらしい。



翌日 岡山吹奏楽団の定演。
初めて会う「web友」。mixiの顔写真が頼りです。
彼が、バス・トロンボーンで参加しているこの演奏会の招待を受けました。
開演前の文化ホール前でごあいさつ。思ったより若い彼。誠実そうな雰囲気。

この会場はデッドすぎます。新人演奏会の三女が嘆いたのも納得。
演奏会終了後、一緒に記念撮影。かみさんが撮ってくれました。
奇しくも、彼も私も再就職支援の仕事。所属こそ異なるものの同じフィールド。
次回の再会を約して別れました。そして急ぎ新見への帰途に。

彼との縁は、保科先生作曲の「風紋」。
日記へのコメントを通じて知り合いました。そして今回の演奏も「風紋」。
音楽が取り持つ不思議なめぐり合わせです。

今晩 ファイル添付で画像を彼に送ります。

画像  岡山シンフォニーホールへのエスカレーター
     夕日(帰途 総社付近で見たもの、風景も心も温かでした)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Siegfried)
2010-12-07 08:50:08
あの興奮した国文祭からちょうど1か月です。

あのときの興奮は、まだ体の中に残っています。土曜日は岡大オケの定期演奏会だったのですね。曲目も同じマーラーの1番だということで、保科先生のあの颯爽とした棒が、目に浮かぶようです。

リストの「レ・プレリュード」は私たち現役最後の年の定期のプログラムでした。これまた、懐かしい曲です。私たちの時代は、結構な難曲で、苦労したのを覚えています。今なら、皆、楽々と弾くのでしょうね。

日曜日は、私たちのオケの定期演奏会でした。プロコフィエフの7番、ベートーヴェンの8番他。ベートーヴェンは短いのに、体力(勿論精神力も)が必要な曲ですね。終わったときには、結構ぐったりしました。でも、弾いているととても楽しい曲です。

とりあえず、今年の本番は、年末の第九を残すだけになりました。国文祭、定期演奏会を無事終えることが出来て、ホッとしています。

年が明ければ、3月にエロイカとプロコフィエフの1番。いつまで弾けるかわかりませんが、もう少し頑張ってみようかなと思っているところです。
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Unknown (はっすろう)
2010-12-07 11:10:08
西へ向かってまっしぐらの帰途ですね。
太陽の沈む速さに追いつけない今日
この頃です。音楽で思い出の場面が
ありありと甦ってくるものですが、
匂いも思い出のスイッチですね。
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Unknown (元ベース弾き)
2010-12-08 20:46:57
Siegfriedさん

もう国文祭から一か月ですか。
荒削りなマーラーでしたが、迫力満点でした。
今回 木管が頑張りました。
国文祭では、レベルにばらつきを感じていました。
コントラバス8本で0Bも参加でした。
今回プレリュードに感動。
演奏の中身ではなく、40年前にタイムスリップした感覚があったからです。
Siegfriedさんのように現役で、多くの曲を演奏できることに羨ましさを感じます。

はっすろうさん

一瞬に昔に帰る人間の感覚とはすごいものです。
今も幸せなはずなのに、学生時代の純粋な気持ちには及ばないのかもしれません。
胸の奥が懐かしさで痛みます。 
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