最近欠かさず録画して見るドラマ二つ。
アメリカの「ハウス・オブ・カード」と中国の「長安 24時」。
大統領を目指し、なりふり構わない手段をとる民主党の議員を描くドラマ。
片や 権力に屈せず、唐の長安を守る元軍人を描く中国の時代劇。
偶然見始め、その面白さにはまってしまいました。
共通するのは、分析能力と行動力。
リアリティは少ないものの、自分にないものを持つ主人公たちから、目が離せません。
「ハウス・オブ・カード」のタイトルが暗示する内容は、二つの意味が。
「カード」で組み立てた家のもろさと、切り札を意味する「カード」。
主人公夫婦は、政治に集中するため子供を持たないことを決めた夫婦。
苦労を共にしたスタッフを、あっさり切り捨てる非情さを持つ夫婦。夫婦というより「同志?」
人に裏切られても、瞬時に対応策をとり、反撃に転じる「パニック耐性」には驚きます。
中国ドラマの主人公は、西暦700年代の、唐の都・長安の町を愛する元軍人。
信義を重んじ、情に厚いという「絵に描いた」ようなヒーロー。しかも「腕力」まで。
その裏に、過去のデータを蓄積した友人の存在と街の隅々まで知っている「現場気質」。
高額の製作費用を費やしただけあって、昔の街並みの再現と群衆シーンは圧巻。
当時の政府組織と縄張り・派閥は命を懸けての「闘い」だったらしい。
コロナと自然災害に見舞われた世界で、必要なのは指導者の「決断力」と「行動力」。
ドラマの主人公たちの持つ想像力と選択肢の数。そして明確な方向性と部下への指示。
優れたドラマを支えるのは、シナリオ。形容詞や修飾語を省き、シンプルに伝える能力。
上司に現場の状況を報告し、自分なりに意見を上奏するのは、私たちの役割かも。
昔 勉強した「実践心理学」の中の、「ノミ」のエピソードを思い出します。
四角い透明なガラスケースに入れられた「ノミ」は、飛ぶ毎に「ガラスの天井」に衝突。
抜群の跳躍力を持ちながら、いつの間にか飛ぶのをやめた「ノミ」の話。
自分の能力の限界を作るのは自分であるという「寓話」です。
ここ3年、UターンやIターン情報を求めて、市内を廻っています。
法人事業者500社、個人事業主550社は2年間で訪問済。
最近は、民生委員130人。老人クラブ会長90人。振興会長70人。
地区のことに精通した人々。情報収集の可能性は低いものの、価値はあります。
組織を通じての通達を促すアドバイスもあるものの、それは効率優先主義。
「FACE to FACE」が人を「動かす」と確信しています。
私の年齢を知り「まだ働いているの?」「大変だね!」(と哀れみも)
「働けるだけ働いた方がいいね!」とエールも。
体力降下と記憶力減退はあるものの、相談と運転を続ける高齢者の私です。
画像 長安24時
ハウス オブ カード
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