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保科洋 先生の公開セミナー

2006年11月27日 | 作曲家 保科洋
 11月25日午後保科洋先生の指揮法のセミナーが浜松アクトで開催されました。70名前後の吹奏楽・オーケストラの指導者達が熱心に聴いていました。指揮について私は素人ですが、わかりやすい講義でした。

今回 6名の受講者代表に、棒を振ってもらって講評する方法です。ステージ側にもカメラを置き前から見た指揮をつぶさに捕らえています。その画像をプロジェクターで拡大して、受講者全員が確認できるのです。

課題曲はクラシック中心で、譜面も配布され目と耳で記憶できました。バックに管楽器とピアノの浜松在住のプロのプレイヤーを配し,レベルの高い演奏で、先生の意図をすばやく受け止め、なおかつ自分達の歌い方ができる演奏家達で素晴らしい演奏でもありました。

先生は昨年の手術の後遺症で声が出にくくなっていました。
最初痛々しく感じましたが慣れてくるとよく聞こえました。
驚いたのは4時間のセミナーの間中、ずっと立ち通しで小走りにステージの移動される姿はとても70歳には思えませんでした。
(もっと驚いたことがありますが、後日の続編にてお知らせします)

大学のオーケストラの指揮で初めてその指導を受けてから、もう40年になります。昔、できの悪い楽団員に歌いながらその意図を伝えていただいたことが思い出されました。

セミナーの最後に言われた言葉が、印象的でした。
「指揮とは、どう振るかではなく、いかに振らないかである」と。
図形を繰り返す指揮は、プレーヤーの自発性と緊張感を阻害するとの先生の想いを私は受け止めました。

(当日夜編、驚きの翌日編に続く)

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