元ベース弾きの田舎暮らしは

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「終活」のきっかけは、「どろどろ」の血液

2020年03月21日 | 日常

クリニックの診察を終え、帰ろうとした時、

小走りの看護師さんが、「先生がもう一度診察室に来て欲しいとのことです!」

検査用の血液を抜いた直後です。 検査結果は次回にお知らせとの言葉だったはず。

 

内科医の知人の言葉は衝撃でした。

「血液がドロドロで、このままでは血栓の可能性があるよ!」

検査結果の速報値を診た医師が、早く伝えなくてはと思ったらしい。

 

それから ひと月、詳しい検査結果を知りました。

赤血球も白血球も多い 濃い血液が問題らしいのです。

血圧も少し高め、下の数値が80台後半、上が130後半。体重が4㌔増加。

 

「濃い血だけが問題ではなく、肥満による高血圧、動脈硬化が。」

「血栓が起きる可能性が高く、脳内で詰まると大変だよ!」

「対策は水分を取ること、水でなくお茶が一番いいよ。体重を晴らす運動も必要。」

 

かかりつけの内科医は、学生時代からの付き合い。

学生オーケストラ仲間で、彼はバイオリン、私はコントラバス。

アドバイスやこまめな検査指導をしてくれるありがたい友達です。

 

     

 

何時 脳内出血で人生が終わるかもしれない「危機感」と「恐怖感」。

家族に伝えるべきことは何か、死ぬまでにすべきことは?と考え始めました。

預金・借金はなし。娘たちが遺産で争うことはない貧乏所帯。

 

ただ かみさんには、家の登記簿を渡し、先祖からの不動産の処理の話も。

財産がないので、遺言状は必要ないでしょう。

娘たちには、父親が何を考え、何を話していたかだけは覚えておいて欲しいもの。

「突然の別れ」で娘たちや孫たちとの会話がないままでは、少し寂しい気持ちです。

 

一番悲惨な病状は、意識がありながら、体が動かない場合。

要介護4~5の場合、特養の施設入所の優先順位は高いのです。

その前に「世帯分離」により、かみさんと私の世帯を分けること。

住民税を払わない私だけの所帯だと施設への入所費用を抑えることができるから。

同じ住所に住みながら、世帯を分けることが可能。申請は簡単です。

 

私の入所希望の施設名もかみさんには伝えています。

仕事柄 市内の特養の状況は、現地で確認済。

施設の規模、介護人数、部屋の大きさ、築年数。

 

自宅から施設への距離は大事、かみさんが入所後の見舞いにかかる時間も。

ただ 緊急入院中に複数の施設に申し込みだけはしておくこと。

必ずしも 希望の施設の入所が出来ないことも。待ち人数の多寡もあるから。

 

       

 

小学校から高校まで皆勤だったことが私の自慢。大学での「さぼり」は除いて。

結婚後 夫婦とも入院経験なし。国の医療費の削減に貢献しているかも。(笑)

そのためか、「終活」を口にしながら、自分だけは・・と思っているのが本音。

年齢からするとかみさんより私が先のはずだが、思いがけず逆も・・。

 

何時 その日が来るかわかりませんが、毎日を真摯に生きていきたいものです。

 

画像   かかりつけのクリニック   車で5分 内科医と産科医が学生時代のオケ仲間

     昔住んだ浜松の家の玄関   四人の娘たちと住んだ最後の家

     昔のディズニーのパレード  新百合ヶ丘に住んだころよく行ったランド 


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