元ベース弾きの田舎暮らしは

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84歳の母の「宝物」

2007年07月02日 | ふるさとの母親
私の母はかばん(バッグ)が好きです。

写真のバッグは、母親が大切にしているものです。
昨年 新見市の千屋温泉で会った見ず知らずの他人が母親に作ってくれたものです。
隣の広島県からきていた人だったそうです。絣(かすり)を使って作ったもので、人目を惹きます。

84歳になった母親はだんだん子供っぽくなって、見ず知らずのひとに作って欲しいとおねだりをしたのです。材料代に近い金額しか請求されなかったそうですが、一般の人の頼みを断ってきた忙しいその人は、私の母を自分の親をみる思いで作ってくれたそうです。

確かに古い素材をうまく使ったモダンなかばんに仕上がっていて、欲しいと思わせる何かがあります。

すっかり母親は気に入って、どこに出かけるときも持っていきます。
見せびらかすのです。母親の自慢の宝物です。

本当の宝物は私たち子供たちと孫であると言いたいのですが,じつは本当にこのかばんが母親の宝物ではないかと思っています。
自分のためにわざわざ作ってくれた、見ず知らずの人の好意がその象徴です。その人に限らず 母親を気にしてくれる多くの人たちがふるさとにいるのです。

遠く離れて能書きを言うだけの息子(私)より、近くに住んでいる人たちの好意が、宝物なのでしょう。その宝物は私にとってもうれしいものなのです。

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1 コメント

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笑てもたw (よしお)
2007-07-03 19:05:57
すっげぇ面白いブログ見つけたw
http://ame-tk.net/2ch/563
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