数日前から、私は「独身」生活。
かみさんが、娘たちのいる東京に出かけているため。
勤務先から家に帰っても、誰もいない我が家。
まず 郵便受けの中を見て、急ぎの連絡の有無を確認。
自炊する元気もなく、スーパーやほか弁で買った弁当や総菜を並べます。
かみさんは、「嵐」のライブを楽しむため上京。
今回は東京ドームで開催らしい。
年に4~5回は、ライブエンジョイの東京生活。
B'zや福山雅治、XJAPANや嵐の大ファンのかみさん。
首都圏のライブの費用捻出のために、働いているのでは?と思えるほど。
楽しむために自分で稼ぐのだから、文句は言えませんが・・。
今回も上京後、なじみの美容室でカットも予定しているとか。
娘たちの通う店では、かみさんも上得意。カット費用はやはり「東京価格」。
地元の美容室ではもの足らず、「まとまりの良い」カット技術をもとめての旅です。
私は仕事で、市内の事業所を訪問して驚いた事実。
3万人を切る人口の町で、理美容店がなんと100店舗以上。
でもその中身は、はっきりと明暗が。
理容店の閑古鳥に比べ、美容室の盛況ぶりは対照的。
いまだに新規美容室の開店が続くわが町。
女性の「美の追求」意欲に加え、お金もかける女性たち。単価は倍以上の差。
若い男性や子供も「散髪屋」でなく「美容院」でのカットが当たり前の時代。
かみさんの上京の理由がもう一つ。
娘たちと楽しむプチ「グルメ」ツアー。美味しいものを求めての、店巡り。
イタリアンや肉料理、パンケーキに行列する情熱には驚きます。
娘たちも、母親との食事会のスケジュール立案に工夫。毎回異なる店に案内。
娘が四人もいると、その情報量は半端ではありません。
対照的な私の食生活。
かみさんの留守の間は、好きなものをたらふく食べようと意気込むのは最初だけ。
やがて面倒くささが先に立ち、空腹を満たすだけのプアーな食事の毎日。
「男やもめ」の心理がよくわかります。
でも楽しいことがないわけではありません。
それは音楽。テレビを消して、アンプのスイッチオン時の「わくわく感」は最高。
ボリュームを普段より一段上げ、ピアノ曲を家中に響かせます。
とっておきの豆を挽き、湧き上がるコーヒーの匂いに包まれる「至福」の時。
「独身生活」も捨てたものではないと思える瞬間です。
元気で生活できるのはあと10年?
やがて、車の運転もままならず、免許返納の時も来るでしょう。
わずかな年金でも、節約すれば生きていけるはず。
誰かの役に立ち、誰かの世話になるのが人間。
その人間らしい生活を夫婦で送れたら、それが最高ではと思う「独身中」の私です。
画像 秩父の芝桜 東京時代娘と行きました。綺麗だった。
東京の理髪店 中野坂上に住んでいたころ通いました。嫁不足を嘆いていました。
タンノイのスピーカー もう40年も使っています。未だにいい音がします。