元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「約束のりんどうの花が届きました」

2014年07月07日 | 友人たち
雨の日曜日、嬉しいことがありました。

昼前一本の電話。
「以前 お世話になった者です。お約束の花を持ってお伺いしたいのですが?」
一瞬戸惑いましたが、電話の途中でその人のことを思い出しました。

2年前、就職相談をしていた人。
「再就職でなく、起業して花作りを目指したい。」
退職金を「りんどうの花作り」の準備に投資したいと相談を受けました。

花を作ることは難しいもの。天候や土など自然条件に左右されるから。
その上、市場の価格変動で収支が読めないから。
でも決意が固く、「心構え」くらいしかアドバイスできなかった私です。

その夢が実現し、今年少量ながら初出荷したらしい。
自分で作った花をぜひ見てほしいと届けてくれたのです。
私は、当時自分の携帯の番号を教えたのです。「咲いたら見たいですね」と。

昼下がり花を持って、我が家の玄関先に。
「上がってコーヒーでも」と誘いましたが、固辞され、花だけ置いて帰ったひと。
鮮やかな色、丹精込めて作った花をどうしても見て欲しかったと言い残して・・・。

私と同年輩の彼に「頑張ってほしい」と伝えた記憶があります。
その言葉を覚えていて、自宅まで来てくれたことが嬉しかった私。
一日に多くの人と話す仕事ながら、いい加減なことは言えないと再認識。
また就職相談とは人生相談だとも。

今の仕事の「やりがい」を感じて、少し涙腺の緩んだ日曜日でした。
コメント (3)
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