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「田植えが終わりました」

2014年06月03日 | 農業
ようやく「田植え」が日曜日に終わりました。

休日しかできない農業。サラリーマンとの兼業は忙しいもの。
季節や天候により、おのずとスケジュールは確定。
「今しかできない」というタイミングが農作業にはあるのです。

米作りにも当然ベストタイミングがあります。
「荒起し」という田んぼの耕運二回。
畔の補強のための深さ40㎝「畔シート」の埋め込み。我が家でおよそ50m。スコップで土と格闘。
田んぼの水回りを良くする、外周の手掘りの「土おこし」。これが米作りで一番きつい仕事。
二反五畝の3枚の田んぼ、外周数百メートル。気が遠くなる距離。



水を入れて代掻き(しろかき)など二回。ぬかるんだ泥田に入り除草剤の散布。
田植え機用「苗箱」50箱の水散布が朝晩二回を田植え一週間前から欠かせません。
田植え当日に、田んぼの外周に並べ、次々に田植え機に装填。

田植え終了後、待っているのは「植え直し」。
田植え機が植えられない田んぼのコーナー部分や、植え残した場所に手作業で苗を植えます。
そして重要なのは水の量の管理。多くても少なくても苗の定着に影響。
少ないと田んぼの表面が乾き、多いと熱いお湯並みの水が「苗を茹でる」のです。「水稲」たる所以。
苗箱を洗い終わりようやく田植えが終了。



弟と妹が手伝いに帰省してくれました。大助かり。
やっぱり家族です。かみさんはお茶やご飯の準備。

機械による作業は、専門家にお願いしました。我が家には「田植え機」がありません。
二反五畝の田んぼでは、機械の償却もできない規模。投資できません。
荒起しから代掻き・田植えなどの支払い金額はおよそ10万円強。
秋の刈り取り、乾燥、袋詰めがおよそ8万円。
苗代、肥料・除草剤など6万円強。しめて24万円。私の日当は入れずにトントン。

趣味としての農業は最高。自然と触れるチャンスであり、心地よい汗を流せます。
事業としての農業は採算が合いません。

でも働けるうちは多分米作りは継続するでしょう。
「美味しい」と言ってくれる家族や友人・知人の声がある限り。
コメント (3)
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