元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「娘たちのアルバム」

2011年04月05日 | 娘達・家族
週末から引越し準備で岡山に。
行ってみると、居間にアルバムが積み上げてあります。
娘たちの子供時代の写真の山。

引越し準備中に、未整理の写真をかみさんが子供別に貼り直したらしい。
かなり時間がかかった様子。
成長していく様がわかるようにとの母親らしい配慮。

東京に住む娘たちそれぞれに、日用品も同梱しアルバムを送るとのこと。
関心のなさそうな私に「見てみる?」とかみさん。
初め気乗り薄でパラパラとめくっていると、昔を思い出しついつい真剣に。

子供のころの顔を忘れている自分に気付きました。
複数写っている、子供たちの一人に見覚えがなく、つい「これは誰?」と私。
友達の誰かと写ったものと思い、聞いたのですが・・・。
「なに言ってるの!」とあきれ顔のかみさん。
四人の娘の一人だったのです。「表情が違うから・・・」と言い訳。

子供たちの参観日はもちろん、入学式・卒業式に一回も出たことがなかった私。
「企業戦士?」だったことを恥はしませんが、いい父親でなかったことは事実。
娘たちが母親びいきの理由がここにもあるのです。

翌朝、早く起きてもう一度アルバムを。
子供の顔が「娘」に変化していくのがよくわかりました。
写真を撮った場所を思い出せないことも。
10回近い引越し、住まいも東京・浜松・広島・山口・博多 etc。

写真はその頃の娘の生活を鮮明に思いださせます。
上の娘が下の娘たちの面倒をみている様子、祭りを楽しむ娘たち。
家族一緒に住んだあのころを思い出し、しばし感傷的な気分。

東日本大震災で、身内を亡くした人たちがガレキの中で写真を探す理由がわかります。
思い出だけでなく、当時の生活そのものがなくなってしまう気がしたのでは・・・。

東京でアルバムを受け取った四人の娘たちが何を感じるか?
その感想をいつか私に話してくれるでしょう。

画像 新百合ヶ丘駅前(バスターミナルの上の回廊が気に入り、数年間この街に)
    
コメント (3)
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