今年最後の例会は何時もとはちょっと趣向を変えて日頃歩かない市街地を歩き
熊本の文化と史跡を訪ねる例会となった。
熊本市観光ボランティアをされている里山隊員の方の案内で廻った。
※県立美術館 「永青文庫」
最初は熊本城内の二の丸公園にある美術館の「細川コレクション・永青文庫」で
開催中の「細川幽斎展」を見学。
肥後細川家の初代にあたる幽斎ゆかりの文学作品や古文書、美術工芸品が
一堂に集められ勇壮な戦国武将の一面と、その一方で和歌の極意を伝える
「古今伝授」を継承し茶道や能などにも秀でた文化人としての一面を
うかがい知ることができる展示会。
※藤崎台球場
次が熊本の高校球児の憧れでもある藤崎台球場へ
熊本城の西側に位置し、かっては藤崎八旛宮が
あったが西南の役で焼失し現在の場所に移って
いる。
熊本国体開催を機にプロ野球でも試合ができる
本格的な球場が完成して焼失を免れた国の
天然記念物に指定された樹齢1000年の
大楠が程よい木陰を作っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※妙永寺→六角堂
次に向かったのが加藤清正公のご母堂聖林院殿のお墓がある妙永寺へ。
清正公が母君の三回忌に菩提を弔うために建立されたお寺。
月に一度私が墓参りする我が家のお寺でもある。
妙永寺境内の奥にある六角堂観音は安産の神様としてなじみ深く母となる時に
一度はお詣りするお寺だ。
※北岡自然公園(細川家菩提寺・妙解寺跡)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
北岡自然公園は細川家菩提寺・妙解寺跡として市が管理し園内はバラ園や枯山水庭園が
配されている。
一角には今も歴代藩主の墓があり 泰勝寺(立田山自然公園)と共に国の史跡に
指定されている。
妙解寺は細川家三代忠利公の菩提を弔う為に建立されたお寺で寺跡の裏山は
墓地になっていて正面に忠利公夫婦と四代光尚公の霊廟があってその周りに
殉死者の墓が今も主君を守護するようにたっている。
忠利公の死後、殉死して悲劇のドラマとなった森鴎外の名作「阿部一族」の墓でもある。
この後近くの里山に登って新幹線開通に向けての工事中の熊本駅を一望に
見渡すというコースだったが私は膝を用心して皆と別れ忘年会会場で再び合流した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※ミニ忘年会
会場は市内でもかなり美味しいと評判のお店「山本屋食堂」。
一度行ってみたかったので楽しみにしていた。
評判通りの味で特に鯖の煮つけとだし巻き卵が
極上の味だった。
私は本来煮魚は苦手で何時も食べないのだが
今日だけは別。
美味しく食べれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
熊本弁でひとこと
こや~ん、近かかとこっに、こやん凄か、歴史ば、見らるって、
もち~っと、市は宣伝せにゃん、でけんたい!