穏やかな元旦を静かに迎える事が出来て感謝の気持ちでいっぱい。
年々この気持ちを大きく感じるようになった。
お正月も地域によって様々な欠かせないものがあると思う。
熊本は?と云われてすぐに浮かぶのがお屠蘇に使う赤酒。
熊本のお屠蘇は昔から赤酒と決まっている。
江戸時代、肥後細川藩では赤酒を「お国酒」として保護奨励し、
熊本で酒といえば赤酒だったと云う。
明治になって清酒が伝わり赤酒の需要は
減ったけど昔からの地酒として
現在でもお屠蘇には赤酒が使われている。
残った赤酒は煮物や吸い物などの料理にとても
重宝する。ちなみに「料理用赤酒」も販売してある。
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そしてお雑煮に欠かせないのが「水前寺もやし」と
「熊本京菜」。どちらも熊本の伝統野菜で
「熊本京菜」は細川さんが熊本に藩替えになった時
持ち込まれたと云われ葉は小松菜よりも柔らかく
味に癖もないあっさりとした野菜で「だご汁」にも
欠かせない野菜。
「水前寺もやし」は長さ30cmくらいのモヤシで
細く長く生きたいと言う願いを込め正月の雑煮に
欠かせない伝統野菜で暮れの26日から
大晦日までの時期だけしか出回らない貴重な
野菜だ。
雑煮のお餅は丸餅で、雑煮の出汁を少し薄めて別の鍋で餅を煮て雑煮椀に入れる。
でもこのような熊本独特の風習も少しずつ薄れて行くのかも知れない。
熊本弁でひとこと
でくっだけ、ブログば頑張りますけん、懲りんにゃ、どうぞ来てはいよ!
今年もよろっしゅ、お願いしますm(__)m