●最近の大雨と直方地区の遠賀川の状況●
熊本県や大分県では、現在、記録的な豪雨で河川の氾濫や土砂災害など、大きな被害が
相次いでいますが、 福岡県内でも局地的に雷を伴い、猛烈な雨が降ったり止んだり
しています。
私の居住する直方市でも、13日~14日にかけて、断続的に大雨が降りました。
今のところ、幸いにも、豪雨が連続的に降り続くパターンではなく、遠賀川や支流が
一気に氾濫する状況にはなっていませんが、遠賀川支流の氾濫情報など、多く出されており、
これからも、やはりまだまだ油断はできません。
私も過去何度か、遠賀川の氾濫を経験しましたが、今朝の日の出大橋付近から見た
遠賀川の状況です。
水位が橋げたの直ぐ下の7.5mまで上がり、普段の川幅の4倍程度になって濁流と
なって流れていました。直方市内では、感田地区、知古地区、羽高地区、上・下境地区など
低地帯は、排水設備などかなり整備されてきましたが、やはり厳戒地区です。
まず、位置関係のイメージ図です。

1.東側の堤防沿いの幹線道路は、感田付近の冠水警戒にて通行止めになっていました。
直方の市役所や消防署も警戒体制で、救命ボートを載せて飛びまわっておられました。
次に、現場状況写真は
2.普段は、穏やかな季節感のある流れで、広い河川敷があり、彦山川、嘉麻川
合流地点ではチューリップ祭り、花火大会など、直方の各種行事が開かれます。
比較のために、まず、4月のそんな風景を遠望しました。

3.そして、今回の7月13、14日の断続的な豪雨の際の状況です。
日の出橋の橋げたのすぐ下、約7.5mまで水位が上がっています。
広い河川敷も、チューリップ広場も野球グランド、駐車場、サッカーグランドも完全に水没し、
まさしく濁流が川幅いっぱいに流れています。普段の川幅は、100m足らずですが、
今朝は、川幅が400mにもなっています。
3-1 日の出大橋より上流側より。真ん中に「国土交通省遠賀川工事事務所の鉄塔」
右手に直方市役所の建物が見えます。沢山の漂流物がかなり早いスピードで流れています。

3-2日の出大橋東側より、「長崎街道の大イチョウ」が見えます。
増水により、8.5mの高さがある橋げたのすぐ下にまで水面が上がり、手を伸ばせば
届きそうな気持ちになる危険な状態です。

3-3日の出大橋西側上野焼像のある付近より

3-4日の出大橋西側、下流側より

4.国土交通省遠賀川工事事務所の鉄塔ライブカメラの朝8時頃の映像です。
まさしく濁流が川幅いっぱいに流れています。
4-1 細長く突き出た周囲は、チューリップ広場ですが、すべて水没しています。
背景は、日の出大橋です。画面の右手は彦山川、左手は嘉麻川で、両川が
チューリップ広場で合流しています。

4-2 直方市役所の建物の下は、広い河川敷の憩いの広場や駐車場ですが、
すべて水没しています。

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[付記]その後の情報では、筑豊地区全体では、色々と被害が出ているようです。
直方市内では、下境地区で、支流の福地川に本流の彦山川からの逆流水に
より、住宅や水田が浸水しております。
一時は広報車が避難勧告を流していましたが、感田や上境地区でも同様に
住宅の一部が床上浸水する事態になっています。
遠賀川の水位も、午前8時半には、過去最高水位の8.17mにまでなったとの
事です。私が掲載した写真は、氾濫危険水位の7.7mくらいの時のものです。
直方地区は、以上のような状況ですが、連続した豪雨となっていたら、一気に
更に大変な事態になっていたかも知れません。
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14日から16日かけて福岡市内におりました。
新幹線は定刻運転、福岡市内はいたって平穏で私自身は全く大雨の影響を受けておりませんが、新幹線が渡った河川の中でおそらく遠賀川が最も水量が多く、博多到着時は、構内アナウンスで旅行・移動を見合わせる案内がされていました。
滞在中、テレビでは鉄道不通のテロップが出っぱなし、今までこんなの経験は全くなく、大変なことが起きていることを痛感しました。心よりお見舞い申し上げます。
15日日中に梅雨明けを思わせる晴天になったのも束の間、16日未明から激しい雷雨になり、私が離れた後、福岡市もまた豪雨となった様で、お見舞いの気持ちは深まるばかりです。
台風接近と雨量の予測以外被害のニュースが流れなくなっていますが、まだまご苦労・ご不便が続いていると拝察し、被害が少ないことをお祈り致します。
この度は色々とお見舞いのお言葉ありがとうございます。ところで、御滞在された博多の7月15日は、博多祇園山笠でしたね。山笠の期間中、クライマックスの15日に天気が良くて、一層盛り上がりましたが、ご覧になられましたか?私も若い頃、博多に居住した経験があり、博多のお祭りはいずれも大好きですが、特に山笠については、毎年、4時半に起床してテレビの実況中継を見ています。飾り山笠も見物に行きますが良いですね。山笠が終わると、本格的な夏が来るといわれています。18日19日と強い真夏の日差しでしたが、まだずっと大気の不安定な状態が続いているようで、豪雨の警報が出たりしているのが現状です。
こんばんは。
3連休中日の日曜日朝が追山、またとない機会と思い、生で見てまいりました。
過去に1度だけ“流れのギャラリー”として“きおい水”をかけた経験があるのですが、これは追山ならしでしたので、生の追山は正真正銘の初体験です。
櫛田さんスタート後約10分の中呉服町に陣取って、山の衆の身体に触れんばかりの位置で堪能できました。
全流れ通過後、まわり止に移動して各流れのタイムを確認、そしてかき山の面、更に時間が経過した昼頃にまた御供所町で、洗濯物となった足袋や法被を見ながら、未明の喧騒が嘘の様な静けさに包まれた追山コースの空気も体感してまいりました。
長-い準備の後わずか30分程で完全燃焼する博多の熱気と潔さというべきものを味わった気持ちになっております。
飾り山については、見られたのは博多駅前の1基だけで、川端商店街他の飾り山を見損なってしまったことを非常に残念に思いますが、地元の人に混ざって、私の前にも後ろにも人が居ない状態で、お父さんの肩に乗って前を通過する子供たちに手を振れる位置での見物は最高の体験といえます。
きおい水の打ち水効果なども生でないと味わえない本当に貴重な体験となりました。